東大王に私はなるっ！

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A「ふぅー………ふぅー………」

光「Aちゃん、大丈夫？」

A「だ、大丈夫！す、少し緊張してるだけだから！」


収録当日、私は楽屋にてガチガチに緊張していた。一人ずつ予選を勝ち抜いた東大生が楽屋に入ってくる。この頃まだ東大王を知らなかったため、初めて見る東大生もいた。しかし…


A「(伊沢さん達、来ないな…)」


光ちゃん以外の東大王メンバーの姿が見えない。恐らく同じ楽屋だと思うのだが…。少し廊下に出てみようか。


A「光ちゃん、私お手洗いに行ってくるね」

光「わかった」


運良く誰かの煌びやかな登場を見れたらいいな、と不純な動機を抱き楽屋の扉を勢いよく開けると…


？「わっ…」

A「えっ……あっ！！」


そこにいたのは、驚いた表情をしたIQ165の天才。そう、鶴崎修功さんだった。恐らく、扉を開けるタイミングが同時になり驚かれたのだろう。


A「す、すみません！入られるところでしたよね！？」

鶴崎「いや、僕こそすみません。ここ東大王の楽屋ですよね？」

A「はい、そうです！あの…鶴崎さんですよね？」

鶴崎「はい。あっ、僕のこと知ってるんですか？」

A「もちろんです！」


つ、鶴崎さんも目をガッツリ見てくるタイプの人だ…。恋させる気の人やん…← てか癒しオーラが凄い…。前世(?)でのドス黒いものが洗われていく気がするぅ。


A「あっ！中入られて下さい！すみません、ずっと入り口にいさせてしまい…」

鶴崎「全然大丈夫ですよー！何年生なんですか？」

A「一年です！文科三類で入学しました！」

鶴崎「一年！？この前東大生になったばっかりじゃん！よく予選通過できたね！優秀なんだー」

A「いや、そんなことないです…」

鶴崎「またまたー」

A「あ、あはは…(本当にそんなことないんだけどね…普通はそういう風に思うよね)」


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