今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:11,904 hit
小｜中｜大
EP.あのときと同じ ページ8
･
え？？
さっきまでの涙は引っ込んで
はっきりと見えるグクの顔
｢じゃあな、｣
はぁ、なんで私はこんなに馬鹿なんだろう
こんなんじゃ周りに色々言われたってしょうがないじゃん
ただテヒョンにありがとうって言って謝れればそれでよかったのに
なんでさっきすぐに離れることができなかったの？
グクのことで頭がいっぱいで
『ごめん、テヒョン』
そう言い残して走った
ああ、ぐぅに告白する時もこんな風に走っていた
走って走っても届かなくて
胸がズキズキと痛む
昇降口を出るとあのときとは打って変わって
土砂降りの雨
傘なんか要らないや
今はグクに会わなくちゃ
無我夢中で走り出す
水たまりなんてどうでもいい、服が濡れて泥が付いたってどうってことない
向こうに1人の男の人の姿が
あ、ぐぅだ
その時クラスの女の子と一緒にいた所がフラッシュバックする
何、調子乗ってるんだろう、私
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 104人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のあん | 作成日時：2017年7月23日 23時
