なんで！あんな奴！JK (ページ45)

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EP.39 過去3 ページ45

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｢待って！！あの、私知ってます｣

そう言った彼女はクラスでもあまり目立たない女の子だった

彼女は私が相談に乗った子だ

｢キムさんはそんなことする子じゃないです

私がいじめられてる時声を掛けてくれました｣

｢それも嘘よ！キムには心がないのよ？｣

｢私には、私にはあれが演技とは思えない

私が相談すると辛かったよね、すぐ気づいてあげられなくてごめんねと泣きながらキムさんは謝ってきたんです｣

｢そ、それも演技だと言うんですか？

Aさん、あれは演技だったんですか？嘘だったんですか？｣

『嘘なわけないじゃない、私には心がある

私にだって気持ちがあるの｣

そう言うと涙が流れていた

｢キムさんはそんなことする子に見えますか？

この涙を見てもまだ嘘だと言うんですか？｣

すると1人の女の子がいきなり立ち上がると頭を下げ謝ってきた。

それ以外の取り巻き達は何のことかと驚いていた

｢もう、正直に言おうよ、こんなの良くないよやっぱり｣

そう言うとその子は泣きながら話し出した

話によると彼女達の中のトップの子がテヒョンのことが好きでいつも一緒にいる私が邪魔で消えて欲しかったらしい

彼女はすべて話すとスッキリとした表情で謝ってきた

｢Aちゃんごめんなさい、こんな嘘書いてほんとにごめんね｣

私はとにかく安心したこうして謝って来てくれたことに誰からも信頼を失ってしまった私だけど

希望の光が見えた

私をかばってくれた彼女とはとても仲良くなりずっと一緒にいるようになった

しばらくはみんなに冷たい目で見られていたが卒業頃にはみんな前のように話してくれた

こうして中学の子が行かないような都市にある高校にテヒョンと一緒に入学したのだった

目をゆっくりと開けると自然と涙が溢れていて床に倒れ込んだ

こんなに私のことをずっと1番に考えてくれたことに今更気付いた

『テヒョン…』

ふとテヒョンの名前を呼ぶと携帯が鳴った

画面にはジョングクと表示されていた

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