【 たらちゃんと一緒 2 】 ページ10
『初めはどんな怪異の所に連れてってくれるのー?』
tr「それは秘密〜」
教えてくれないのか、、“ けち ”なんて彼に言うと、鼻で笑われた。
tr「俺さ、Aの完全な味方になった訳じゃないから、そんな情報沢山あげれないんよ」
確かに、それはそうか。私が死んだらたらちゃんは無理に着いて来なくて良くなる訳だし。
たらちゃんはあくまで「同行してくれてる」だけ。
大体は自分の力で解決していかなきゃ。
あれ?てか
『私、名前教えたっけ』
tr「いや?教えてもらってないけど」
『じゃあ何で、、、』
もしかして、、ストーカーさん?!?!?!???!?
tr「違う違う!怪異の特権?みたいなのだと思うけど、何となく分かっちゃうんだよね」
『あー、、、成程』
ストーカーされてたのかと思った、、びっくりしたぁー、、。ま、そんな訳ないよね。
怪異だから、ってすんごい納得したわ。
tr「さてと、雑談はこれくらいにして、そろそろ行く?」
『そうだね!んじゃ、お願い!』
tr「はーい」
運転席に座った彼は、私しか乗っていない電車を動かし始めた。
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:珈琲の民 | 作成日時:2023年5月3日 7時