いいから大人しく憑いて来い！！ (ページ7)

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【逃げ場は無い】ページ7

逃げた次の車両もきっとさっきと同じだと思っていた。だけど、、。

『？！』

視界に入ったのは全く同じ景色ではなく、殺風景な車両だった。
次は最後。そうアナウンスは言った。だから多分殺風景な景色のここは最後尾車両。

、、、、もう隣の車両に行けなくなったってことは＿

『乗客(身代わり)が居なくなったって事だよね、、』

詰んだ。

？？〔もう逃げ場無いよ〜w〕

猿の化け物に距離を詰められる。
くっ、どうしよう！

1. 死を覚悟し、逃げない。
2. ここで上手いこと敵の攻撃を避け、来た道に逃げる。
3. もちろん抵抗するで。拳で。

私が選んだ行動は、、、

『力こそパワーぁああああ！！』

3しか有り得んだろ！！！

猿の化け物がこちらに向かって来るのと同時に自分も猿の化け物との距離を詰める。そして

『すぱるたんきーっく！』

飛び蹴りをお見舞する！

？？〔はぁああｯ？！〕

お互いスピードを上げて居たし、衝突する時の威力が高くなるかな〜って思ったんだけど、成功だわ！

猿の化け物がスタンしている間に、隣を通り、逃げてきた道を戻る。

走ってたらいつの間にか最後尾に辿り着いたんだ。なら、、！

『先頭車両もあるよね！』

勢い良く扉を開け、辿り着いたそこには＿

？？「嘘やん、、、？！」

運転席に座っている1人の女性？が驚いた表情をしてこちらを見つめていた。
私の推測によるとコイツこそが、、

『あんたがこの「猿夢」の本体でしょ！』

びしっ、と指を指し、そう述べる。

「猿夢」。活け造り、抉り出し、そして挽き肉の順番で乗客が様々なやり方で息の根を止められていく夢。

その夢の中では、自分も勿論乗客の1人とカウントされている訳で、夢から覚めることが出来たとしても、
「また逃げるんですか？次きた時は最後ですよ」
と言うアナウンスがあり、次この夢を見た時が最後、、みたいな都市伝説。

あの猿の化け物がメカっぽかったから、誰かが操作してるんじゃないかって睨んでたの。

？？「君中々やるじゃん、、こうなったら＿

　俺が直接あの世に送ってあげる」