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葵月 Aside
私は驚きを抱えながら、一歩後ろに下がる。
しかし、私は高い位置にいたことを忘れ足場がなくなる。
A「…あ、」
気づいた頃にはもう遅く、私は目をつぶった。
落ちる…!
ガシッ
そっと目を開けると、ぜろくんが私を抱きしめながら支えてくれていた。
澪「…ごめん」
ぜろくんはそう言って、私のじゃない涙が私の頬に伝わった。
そして、ぜろくんは窓から飛び降りて走って逃げていった。
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蒼樹 澪side
戦士達が来る前に俺はある人を廃棄工場に呼んだ。
それは元クラスメイトで俺をいじめたリーダーみたいなやつだ。
学校や町内にほら話を流して、俺の悪い噂が広まったり、毎日毎日俺を苦しめた。
それが何年も…
俺はアイツに復讐しようと廃棄工場に呼び出し、怪人にさせた。
全ての
けど、一つだけシナリオとは違う展開が起こった。
それは俺の大切なAが俺に向かって“最低”と言った。
信じられなかったし、物凄くショックだった。
A「もっとちゃんと向き合って…」
澪「A…」
俺の口からポツリと言葉がこぼれた。
君の本当の名前を呼んでしまった。
そして、Aに俺の正体もバレてしまった。
俺はただAを抱きしめて、ごめんと伝えた。
こんなことごめんで許されることではない。
けど、それしか言えなかった。
その場から逃げ出したくなって、Aの顔を見ずに走り出した。
俺は「頼りになるお兄ちゃん」「憧れの存在」なんかじゃないんだ。
本当は闇の中で隠れる臆病者なんだ。向き合うことを嫌って、すぐ逃げる奴なんだ。
子供の頃のAが天使のように笑う姿が目に浮かぶ。
ごめんな、A…。
俺はただ、暗い闇の中を走り抜けた。
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セーラーローズ(プロフ) - 祐莉さん» コメント、ありがとうございます!どんな結末を迎えるのか、楽しみにしていて下さい♪ (2018年6月10日 9時) (レス) id: a8cfafe550 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - いつも楽しく読ませてもらってます。ついに敵の正体が明らかになってきましたね。敵の四幹部は、主人公サイドと恋愛関係や友人関係などショックが大きい相手達ですからちゃんと向き合えるかハラハラ読ませてもらってます。 (2018年6月9日 23時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
杏莉栖(プロフ) - 桜花さん» コメントありがとうございます!!そう言って貰えて、嬉しいです!頑張ります! (2018年5月30日 17時) (レス) id: acd55757cf (このIDを非表示/違反報告)
セーラーローズ(プロフ) - 桜花さん» ありがとうございます! (2018年5月30日 6時) (レス) id: a8cfafe550 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 本当にこのお話大好きです!!!!これからも応援しています!次回が楽しみです!更新、頑張ってください! (2018年5月30日 0時) (レス) id: d45390dddb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏莉栖&セーラーローズ | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2018年5月23日 19時