ゲームは本当の恋の予感。(Y.RYOSUKE)

作戦実行 ページ10

山田涼介side





ゲームが始まり次の日、俺は早速作戦実行しようと思った。




それは…やっぱり、まずはデートだよな！




という訳でAに聞きにレッツゴー！




涼介｢Aーー！！｣



A｢また来た…｣



涼介｢な、な！デート行かない？｣



A｢出掛けるじゃなくてデートなのね｣



涼介｢そ！｣ﾆｺｯ





あれ、反応なしか…



まぁここまでは想定内。



けど、



涼介｢じゃあ、いつ空いてる？｣



A｢んーー……来週の土曜日？｣



涼介｢は！？めっちゃ先じゃね！？｣



だって今日、金曜だぜ？



A｢しょうがないよ、なんか昨日と今日の朝でいっぱい男の人が来たんだよ…みんな涼介と同じようにデート行こって｣



涼介｢あぁ、多分あいつらか…俺合わせて9人だろ？｣



A｢そ。なんだ知り合いか。


もしかしてさ、誰が早く私を落とせるかとかいうゲームやってる？｣




涼介｢んな、そんなわけねーじゃん。(心の中・大当たりです)｣←



A｢ふーん。とにかく、もし行くなら来週の土曜ね｣



涼介｢分かった。じゃあ、また時間教えるから｣



A｢はーい｣





くそ…これは予想外だ…



みんな速すぎじゃね！？



まさか俺が一番最後とは…



とにかく、このデートでAを落とせる方法を考えねーとな…




うわー、なんかハードル上がるー((






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湖林 Aside




こんなの絶対おかしい…




なんで9日連続でデートに行くの！？



このデート誘いの嵐は昨日の昼休みが終わったあとの授業中から始まった。





〜昨日の5時間目中〜



侑李｢ねね、湖林さん！ｺｿｯ｣



A｢ん？｣



侑李｢教科書忘れちゃったの、お願い見せて！｣



A｢いいよ｣



侑李｢ありがと！｣


と、知念くんは自分の机を私の机に引っつけた。



侑李｢そだ！これからはさAって呼んでいい？僕も好きなように呼んでいいからさ｣



A｢え、うん分かった｣



侑李｢あとあとさ、……




デート行かない？ｺｿｯ｣



A｢…はい！？｣




え、いきなりデートのお誘い？




侑李｢ね！明日、いいお店知ってるんだ！一緒に行かない？｣



明日か〜別に予定もないし、断る理由もないし…



A｢……分かった｣


侑李｢ホント！じゃあ放課後ね！楽しみだな〜｣ﾆｺｯ



なんで私なんだろう？そう不思議に思った。






これが最初の約束。

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