帰り道にて ページ46
山田涼介side
知「りょーすけ、帰ろ」
俺はちらっとAを横目にチラ見する。
どーせ今日もAは神山くんと帰るからいっか。
山「おう、いい「待って私も一緒にいい?」」
ビックリした。
いきなりAが立ち上がって俺らの間に割り込んできた。
知「…ふーん。Aもなかなかの焦らしだね。いいよ今日は譲ってあげる」
「ごめんね、ありがとうニコッ」
知念は空気を読めたのか、俺を置いてゆーととけーとたちと一緒に出ていってしまう。
焦らしってなんだよ。
俺は急に普段は誘わないAから一緒に帰ろうと誘われたのがおかしいと思い、
山「何考えてるの?」
といった。
けど返事は、
「いやぁ別に?ほら、行こ」
Aはあまり顔に出さないタイプだから全く分からない。
俺は少し挙動不審になりながら後ろを歩いた。
「なんでそんなキョロキョロしてるの?」
山「隠しカメラとかあるんじゃないかって」
「そんな涼介のこと隠し撮りする人はいないって」
山「いや、俺だって…ストーカーの1人や2人いるんだぞ?」
「ストーカーのことでいばってどうすんのよ笑」
ふと笑うAに胸をドキドキする。この気持ちを吹き飛ばすかのように「お前だって俺のこと好きなんじゃねーの?」って言った。
このままの流れやノリで言うとAからの返事は「何言ってんの。ばーか」だろう。
しかもクールなAなら予想できる。
けど、実際は…
「まぁ…うん。好きだね」
山「………は?」
俺の足が止まった。脳内思考も停止した。息の根はさすがにとまらなかったけど←
山「今なんて…?」
「好きだよ、涼介のこと」
山「…お前熱あるんじゃ「ないわバカ」元のAだ」
山「なんだよいきなり…てか、お前神山くんのことが好きなんじゃ…」
「確かにすきだよ?優しいし、カッコイイし、面白いし、誰かさんと違ってはモテ自慢しないし」
山「おい最後のは俺だろ」
「だいせいかーい笑」
山「おい」
そして、1歩前のAがこちらに体を向け言った。
「でもさ…忘れられなかったんだよね、涼介のこと」
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みう - 我もJUMPの皆とおデートしたいわ笑 (2019年3月21日 14時) (レス) id: 40cf893d3e (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ。(プロフ) - えりかさん» 面白いと思っていただけてよかったです!(*´`)ありがとうございます!! (2018年9月30日 20時) (レス) id: acd55757cf (このIDを非表示/違反報告)
えりか - この話、凄く面白かったです! これからも頑張って下さい! (2018年9月30日 16時) (レス) id: e32ca1c44a (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ。(プロフ) - めいさん» コメントありがとうございます!返信遅くなってごめんなさい汗 はやく続きをかけるよう頑張りますね!! (2018年8月31日 12時) (レス) id: acd55757cf (このIDを非表示/違反報告)
めい - とっても、面白くて大好きな作品です!!!!! 早く、続きが見たいです!!! (2018年8月6日 23時) (レス) id: 7be1e6ebca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏莉栖 x他1人 | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2018年3月25日 21時