ゲームは本当の恋の予感。(Y.RYOSUKE)

8日目デート 1 ページ40

湖林 Aside








光「Aちゃーん」









放課後、ホームルームが終わったあと、すぐさま八乙女先輩がやってきた。









A「お待たせしました」





光「よし、じゃあ、行こうか」








そう言って、にっこり笑う八乙女先輩。

周りの女子たちもキャーキャー、あの子羨ましいー、という声があがる。





視線が集まる中、私は下を見ながら先輩のあとを追った。









光「Aちゃん目立つの苦手？」




A「まぁ…落ち着きませんから」




光「じゃあ…走ろっか！」




A「はい!?」









先輩はいきなり私の手を引っ張って「しゅっぱーつ！」と走り出した。







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光「はい、到着！お疲れ様〜」









着いた先は水族館だった。









A「はぁはぁ…先輩…っはやすぎですって…」







光「まぁ、いつも女の子たちから逃げるのに鍛えてるからね」





A「モテ自慢ですか…。それ逃亡犯と同じことですよ」





光「変な事言うな！笑 ほらほら、入るよ〜」









笑いながら先輩と水族館の中に入っていった。


先輩がチケット2枚買ってきてくれ、そのチケットで入場した。









A「うわぁ…綺麗！」




光「でっけぇ…！」









暗い部屋の中、水槽の中で光とともに魚が泳ぐ。


周りで見ていた人達から大きな歓声が上がった。

上を見てみると、








A「あっ、エイ！」





光「あっ、ほんとだ。しかもお腹にハート型だぞ！ラッキーだな！」









「キャーっ！ハート型のエイだ！」



「これを見たカップルは幸せになるって言うジンクスがあるんでしょ！？いいなぁ…」



「好きな人と来たかったな〜」









隣にいた女子高生たちがキャッキャとエイを見ながら恋愛話で盛り上がっていた。









光「Aちゃんも彼氏と来たかった？」

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