ゲームは本当の恋の予感。(Y.RYOSUKE)

5日目デート 3 ページ33

湖林 Aside









大貴｢本当にいいの？こんな貰って…｣








A｢いいんです。お返ししたかったので｣






大貴｢…そっか。大切にする｣







A｢してくださいね？私もしますから｣







大貴｢もちろん！絶対だぞ？｣







A｢分かってます笑｣









そう言って、別れ道に来た。









A｢じゃ、先輩。私こっちなんで、またあ｢ちょっと待って｣｣｣









先輩は私の言葉を遮って、私の目を見つめた。



｢なんですか？｣と聞くと、有岡先輩は真剣な顔付きになる。




そして、｢もし。もしさ…｣と話し始めた。









大貴｢もし俺が今日のことでAのことが好きになった…って言ったらどうする？｣









私はびっくりした。こんなことを聞かれるなんて

本気か分からないけど…

けど、真剣な有岡先輩を見つめ、少し私も真面目に考え伝えた。









A｢私だったら…有岡先輩はとてもいい人で面白くて真剣な時は真面目になって、、


自慢の彼氏になって、





私なんかにはもったいないくらいです。




先輩に彼女さんが出来たら、その人はさぞ幸せでしょう…



もっと、いい人がいると思います。




だから、“ごめんなさい”って言いますね｣









私はそう答えると、先輩は｢ありがとう、｣と答えた。









A｢先輩｣






大貴｢…ん？｣








A｢きっと先輩ならいいパートナーが見つかります。私が保証しますから｣









大貴｢…保証って笑 Aは俺の保証人か笑｣








A｢悪いですか？｣







大貴｢いーや、めちゃ嬉しい。んじゃ、俺もAの保証人になってや｣








A｢それは心配になります｣







大貴｢おい｣







A｢嘘です笑｣









そんな会話も楽しかった。











大貴｢じゃ気をつけてな｣






A｢先輩も。フラフラ寄り道しないように｣







大貴｢俺は小学生か｣






A｢いや、幼稚園児です｣






大貴｢おい！｣






A｢笑 じゃあ、また明日｣







大貴｢おう｣









そう言って、別れた。

有岡先輩とのデート。楽しかったなぁ…







けど、首元で光るネックレスと有岡先輩の手首にあるブレスレットはなんだかとても悲しげだった。

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