ゲームは本当の恋の予感。(Y.RYOSUKE)

2日目デート 4 ページ22

高木雄也side





あそこを見られていたのか…





A｢あのさ、こんなこと彼氏とか出来たこと私が言うのもあれだけどさ。


大切な人はちゃんと1人に絞りなよ｣





たった1人。





雄也｢そうか。ちょっと頭冷やしてる。先、帰ってていーよ｣





A｢……雄也先輩は本当に優しい方だと思います。では、失礼しました｣



ペコッと一礼して立ち去る。







俺の頭の中でグルグルと言葉が回る。





“雄也先輩は本当に優しい方だと思います”





あれはなんだ？







また偽物か？


それとも、まさか本物？









雄也｢あぁーもう…湖林 Aだと調子狂うっ！！！！なんだよあれぇー…｣




俺は砂浜に寝転がり、そっと呟いた。








雄也｢なんか、こっちが意識しちまったよ｣






結局、結果は知念と同様。









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湖林 Aside








私は帰りの電車に乗っていた。






ちょっと悪いことしたかな…。

少し調子に乗りすぎたかも、反省だ。




雄也先輩、大丈夫かな…




本当は雄也先輩ってとってもいい人なのかもしれないって思った。



昼間も迷子になった小さな子供をお世話したり、さり気なく気も使ってくれた。



これも、私を落とすための技かもしれない。




けど、やっぱり本音は雄也先輩、もちろん知念くんも…




本当はいい人かもしれない。






ちょっと酷すぎたかな…



私も頭冷やしておこう。









明日もデートだ。次は中島裕翔。







明日も警戒心強めていかないとね___！

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