〜part2〜 ページ33
〜3年後〜
私は20歳になり、もう大人になっていた。
一人暮らしもはじめ、もう何もかもすっかり変わった。けど、一つだけ変わんない。
〝嘘〟
これだけは変えられず…時だけが過ぎてしまった。
今日もフラフラと街を歩いていると、
ドンッ
A｢わっ…｣
？？｢おっと…すみません。大丈夫でしたか？｣
A｢はい大丈夫です。｣
？？｢あれ、もしかしてA？｣
A｢…ｯなんで…｣
｢大丈夫か？｣｢なんかあったん？｣
あの時、優しく声をかけてくれたあの人の声を思い出した。
A｢もしかして…重岡？｣
大毅｢当たり｣ﾆｯ
ニッと笑う重岡の顔は昔と変わらず、キラキラ輝いていた。
大毅｢久しぶりやな〜！｣
A｢久しぶり…。じゃあ、もう行くから｣
大毅｢ちょ、待ってや…｣
重岡が私の手首をつかむ。
A｢なんかよう？｣
そう冷たく言った。
本当は重岡に会えて嬉しいのに、本当のことを言いたいのに、伝えたいのに…
どうしてもここから逃げたい自分がいる。
だから、また嘘をついて重岡を突き放そうとしているんだ。
大毅｢…大丈夫か？｣
A｢…は？｣
大毅｢俺、昔からずっと気になってたんやで？A、ずっとぎこちない笑顔でおるからさー
なぁ、昔も言ったけど〝なんかあったら何でも言ってや〟助けるからさ。｣
そんなこと初めて言われた。
目の奥がジワッと熱くなった。
言わなきゃ、ここで言わなきゃ後悔する。
伝えなきゃ、本当のこと。
そして、私は喉に詰まっていた言葉を吐き出した。
A｢本当は……本当はあの時、助けてほしかった。
助けてほしいって言いたかった。でも、嘘ついたの…｢大丈夫｣って。本当はそんなことないのに…。
助けてほしかった……そして、大好きだった。重岡のこと｣
ついに言った、私の本音。
こんな〝大嘘つき〟な私を重岡はどう思ってるの？
やっぱり、最低って思ってる？
そりゃ、そうだよね…
A｢ごめん、やっぱ…｢ギュッ｣……重岡！？｣
大毅｢俺も大好き｣
え？
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黒髪の白雪姫 - 杏莉栖さん» よろしくお願いします(〃^ー^〃) (2018年2月18日 18時) (
レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
杏莉栖(プロフ) - 黒髪の白雪姫さん» はじめまして！コメントありがとうございます！！面白いと言っていただけて嬉しいですヽ(*´∀｀)ノﾜｰｲこれからもよろしくお願いします♪ (2018年2月18日 17時) (レス) id: d5291e4eb0 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 杏莉栖さん» はじめまして！おもしろいですね♪これからもがんばって下さい！ (2018年2月18日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
杏莉栖(プロフ) - 星空奏さん» うわっ…本当ですね…!?｢もう話さないから｣は嫌ですね(・_・;)←すみません、ご指摘ありがとうございました！！助かりました…！ (2018年2月5日 16時) (レス) id: d5291e4eb0 (このIDを非表示/違反報告)
星空奏(プロフ) - 神ちゃんのLovely Xmas最後の文「話さないから_______________」じゃなくて「離さないから_______________」だと思うんですけど･･･間違っていたらごめんなさい！ (2018年2月5日 15時) (レス) id: d0625c76c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ありす | 作成日時：2017年12月27日 13時
