7話 ページ8
医者「はい、この子は無事ですよ〜」
前まで弱々しかった鳴き声が元気な鳴き声だった。
A「ありがとうございます!」ペコッ
お礼を言って病院を出る。
A「あ、この子どうしよ…」
祟裕「飼い主いなさそうやな…」
A「君…うち来る?」
祟裕「A大丈夫なん?」
A「望も流星もお母さん達も犬は平気だし、一回聞いてみるよ」
祟裕「おん!あ、名前どうする?」
A「んー…祟裕お願い。(笑)」
祟裕「A、究極に名前のセンスが無いからな〜(笑)」
A「うっさいわ!!(笑)で、名前は?」
祟裕「うーん……、じゃあ!ポテト!!」
A「意味は?」
祟裕「今食べたいって思ったから」←
A「なにそれ(笑)」
祟裕「でもええやん!なぁ、ポテト?」
ポテト「きゃん!」
A「ええのこれ?(笑)」
家に帰ってポテト紹介せなあかんわ(笑)
そう思ったのに…
最悪な事件が起こった。
〜〜〜
A「送ってくれてありがと…みんなに聞いてみるわ!」
祟裕「それはええんやけど…Aん家、電気ついてないで?」
A「え…ホントだ」
いつもなら部屋中電気が付いてるから明るいのに、今は真っ暗で物凄い静か…
なんか、嫌な予感がする…
祟裕「A、バックの中光ってる…スマホ鳴ってるんちゃう?」
確かにバッグの中でスマホが光っていた。
私はあんまり使わなかったスマホをバッグの中から引きずり出した。
A「あ、えっと…あった!って、え?」
マナーモードにしてたから気づかなかったけど、物凄い数の着信とメールが来ていた。
そして、ちょうど電話が掛かってきた。
A「お父さんから?ピッ…もしもし、お父さん…」
父『A、大変だ!!母さんが倒れた!!』
A「え…」
父『今、病院で検査してる…帰るのは夜遅くなりそうだが、大丈夫だ。あと、家に望と流星がいるから頼む!』
A「待って!家の中真っ暗だよ…?」
父『え、そんなはずはないぞ!父さんが帰るときはいつものように部屋中電気が付いてたぞ?』
A「…ちょっと探してみる!」
父『分かった気をつけてな…』
悪い予感は的中した…。
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作者名:ありす | 作成日時:2017年10月15日 0時