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…
「ぬなぁ！」
また来た…。
よっこらしょと声に出して、あの子のためにドアを開けろと自分にしぶしぶ言い聞かせる。
でも、ついさっき私の部屋さんざん散らかして帰ったじゃん…。
私がのろのろ立ち上がっているあいだにも
ノックの音はだんだん大きく、子供っぽくなっていく。
「はいはい！今出るから！」
ちょこっと鍵を開けて、
そろっと一歩下がる。
セフンが引っ越して来てからこの癖が着いた。
ばぁん！ってドアが勢いよく開いて、
巨体が私の部屋に飛び込んでくる。
「なんですぐ出てくれないんですかぁ。」
「なんですぐ帰ってくるんですかー。」
あ、またその顔。
唇を尖らせてきょろきょろと視線を泳がせて
わざとらしく聞いてないですよ。とアピールをする。
「ヌナ ヌナっ。俺おなかすいた。
なんか食べに行きましょうよ。」
「え〜、昨日ジョンインといったんだけど…」
「じゃあなおさらです。行きますよ。」
ぐいぐいと腕を引っぱって部屋着の私を外に連れ出そうとする。
着替えてくるから！って言い放って
ドアの外で待っておくように言い聞かせて
ドアを閉めたら、後ろから視線を感じた。
まさかと思って振り返るとやっぱりちょこっとドアを開けて隙間から私がちゃんと支度するか覗いてる。
「こらっ、セフナ！」
ドアの隙間に向かって叱ると
静かにこっそりとドアが閉まった。
ほんとに幼いひと。
はじめてあったばかりの頃は人見知りらしく恥ずかしそうにはにかんでて可愛かったのに。
甘やかしてしまった私が悪いのか、鬱陶しいくらい懐いてしまった。
「ぬなー、まだー？」
ドアの向こうから聞こえるくぐもった声にため息をつきながら、ワンピースのファスナーをじりりと上げる。
「…いたっ。」
髪がファスナーに挟まったみたい。
それもかなりの本数が複雑に。
「ぬなー？」
「もうっ、ちょっとセフナ！こっち来てっ。」
待ちくたびれたーみたいな顔をして、
ぺたぺたと嫌味なくらい長い脚で
わざと足音を立てて近づくセフンに
頭の位置をそのままに髪を引っ張らないように
そろりと背中を指さす。
「絡まっちゃった。取ってくれない？」
…そうね、確かにこの発言は無防備でした。
それは認めます。
でもこんなふうにすることはなかったでしょ！
…
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すずめ(プロフ) - tvxqfancyさん» 喜んでもらって良かったです〜！！私も切実にこの職場に就職したいです。カイくんほんとに万能すぎて２回目の出演ですが楽しくかけました笑またリクエストあったら気軽におっしゃってくださいね！コメントめちゃんこ嬉しいです！！ (2017年12月16日 0時) (
レス) id: 269a1e3e75 (このIDを非表示/違反報告)
tvxqfancy(プロフ) - すずめさんー(TT)遅ればせながらスホさんシウミンさん読みました……理想の上司すぎて辛いです……どこに行けばこの職場ありますかね(真顔)カイくんセフンちゃん三角関係もめちゃんこ萌えました！侮れない年下に翻弄されました…… (2017年12月15日 23時) (レス) id: 8a779abdf0 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ(プロフ) - kyungsoo_112_さん» 面白いと思って貰えてすごく嬉しいです！何度も読んでもらえているなら更新頑張らなきゃですね！コメントありがとうございました！ (2017年12月12日 6時) (レス) id: 269a1e3e75 (このIDを非表示/違反報告)
kyungsoo_112_(プロフ) - 私三角関係のお話大好きなのでとっても好みのお話だし、すっごく面白くて何回も繰り返し読んでしまいます！また更新されるのたのしみにしています！ (2017年12月12日 1時) (レス) id: 304f107089 (このIDを非表示/違反報告)
すずめ(プロフ) - tvxqfancyさん» べた褒めして下さってありがとうございます！心の家宝にします！（笑）Twitterは今のところしてないです！私こそ御返事もらえて嬉しいです！ (2017年12月6日 6時) (レス) id: 269a1e3e75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずめ | 作成日時：2017年12月1日 1時
