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『!!剣城君…』
なんでここに…
京「別れるわけないだろ」ｷﾞｭｯ
『!』
剣城君は
どこか寂しそうな声で
私を抱き締めてくれた
『なんで…あんなことしたのに…』
京「関係無い…俺はお前が好きなんだ…」
剣城君…
『何でよ…なんで…こんな化け物に…』
京「化け物でも好きだ…」
人間って本当に不思議な生き物だ…
『なんで…怖がらない?なんで怯えない?なんで嫌わない?なんで逃げない?』
京「好きな人を怯えたり怖がったりするわけない…」
『…!!』
優しい…優しすぎる…
とても私には眩しすぎる…
『…』
京「話せばわかってくれるはずだ…」
『そんな簡単なわけ…』
怯えてる子もいたのに
京「大丈夫だ…信じろ…」
『…』
初めてかもしれない…
こんなに彼が愛しいと思ったのは…
『…わかった…』
主様…ごめんなさい…
試しではなく…
本気で人間に
惚れました…
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作者名：剣城Hono | 作成日時：2017年3月28日 16時
