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｢櫻井、出来たから運んで。｣
翔｢はーい。｣
わっうまそ
翔｢写真撮っとこ｣
初手料理記念ってことで。
｢なんでだよ笑 無駄に容量使うな笑｣
翔｢いいんだよ笑｣
全然無駄じゃないし。
俺からしたらむしろ最重要。
｢｢いただきます｣｣
翔｢ん！うま！｣
見た目通り美味いわ。
なるほど。俺の奥さん(になる予定)は料理も美味いと。
毎日食べれたら幸せだよなぁ
｢そう！よかった！｣
素直に喜ぶところとかめっちゃ可愛い
あぁぁ、もうあばたもえくぼかもしれねぇ
悪いところがわからない。
そもそも悪いところなんてあるのか？
いや、ねぇな
｢｢ご馳走様でした｣｣
｢はい。おそまつさんでした。｣
翔｢まじ美味かったー。久しぶりに手料理食ったわ｣
手料理食ったのいつだ？最後に彼女がいた時……
5年くらい前か？
｢そりゃ、良かったよ笑｣
翔｢あ、食器洗いは俺やるよ｣
さすがに申し訳ない気もするし
｢んいや、いいよ。これはお礼だし最後までやらして。2人分だからそんな多くないし｣
ちょっと腑に落ちないけど、こういうときは絶対縦に首を振らないから素直に引き下がっておく。
翔｢ん。ありがとう。じゃあ先ビール用意して待っとく｣
｢ありがとう。あ、ポトフ少し残ってるから、明日の朝にでも食べて｣
明日の朝も食べられるのか！
翔｢おう、マジありがとう｣
｢はいよー｣
翔｢終わった〜？｣
｢終わった終わった。おつまみ何？｣
翔｢さきいか｣
あの日からちょくちょく買うようになったさきいか
この間買っておいてよかったわ。
｢さっすが櫻井！！｣
ほら可愛い。さきいかでにっこにっこしてんだよ？
Aからしたら、お酒とおつまみの内容は死活問題だから好きなおつまみだったらニコニコになるのは当たり前なんだけど。
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作者名：文月 | 作成日時：2020年8月9日 18時
