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｢じゃあ帰るか｣
翔｢そうだな。｣
と帰ろうと思った矢先、
『マァマ、どこぉ〜泣』
泣いてる女の子がいた。
助けようと思いAに話しかけようとすると、
｢櫻井。悪い。先車戻っててすぐに行くから｣
｢どうしたぁ？大丈夫？｣
真っ先に行ってしまった。正義感が強いところもAだよな
先に車戻っててとか、俺助けないような人に見えるのか？笑
『ママがいなくなっちゃった』
｢そっかそっか｣
｢お名前なんて言うの？｣
『まな』
｢まなちゃんか！ママ見つかるからね。一緒に探そうね｣
翔｢とりあえず、インフォメーションセンター行くか｣
｢うわぁ、いたのか櫻井｣
翔｢コンフィデンスマン○Pの五十嵐みたいな扱いするなよ笑 さすがにAが女の子のお母さん探してる時に1人で呑気に車に戻るようなやつじゃないからね｣
｢そっかありがとう｣
｢じゃあ、まなちゃん行こっか。｣
手繋いで一緒に歩いてる。子供が出来たらこんな感じなのか？
良い母親になりそうだよな……
Aの子供か……ぜってぇ美人
女の子だったら子供はAに似て欲しい！絶対！
俺絶対溺愛だろうな。嫁に出したくないわ。
いや、まだ子供どころか付き合ってすらないけど、妄想は自由だろ？
とAとの子供のことを妄想してたら、放送が流れた。
ピンポンパンぽん
『迷子のお知らせを致します。渡辺まなちゃん。5歳くらいの女の子。服装はピンクのワンピース。お母様が探しております。心当たりのある方は3階インフォメーションセンターまでお越しください』
｢まなちゃん！お母さんがいるって！良かったね！｣
『うん！』
｢あのー、すみません。今放送で流れてたまなちゃんを連れきたんですけど。｣
『まな！』
『ママ！』
見つかってよかった。
『どうもありがとうございます。なにかお礼を』
｢お礼？そんなとんでもないです。たまたま見つけただけなんで。｣
『本当にありがとうございます。ほら、まなもお礼言って』
『お姉さん。おじちゃんありがとう』
翔｢おじちゃん……｣
俺そんな老けて見える……？
｢おじちゃん笑笑 じゃあね！バイバイ！｣
『バイバーイ』
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作者名：文月 | 作成日時：2020年8月9日 18時
