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うーーーん。いいのがねぇなぁと思いながら5件目の雑貨屋を見て回っていると、Aがあるネックレスを見ていた。
あれ、欲しいのかな。
翔｢いいのでもあった？｣
なるほど。このネックレスか。覚えとこ
｢ん？ううん。櫻井はいいの見つかった？｣
翔｢いやなかった。｣
｢そっか。じゃあ、出る？｣
翔｢そうだな。｣
翔｢全然思いつかねーなー｣
｢なんか、ビビッとくるものがない｣
翔｢だよなー。そういえば、A腹減ってる？｣
｢うーん、ちょっと空いてる｣
翔｢じゃあもう昼飯食いに行く？｣
｢そうだね。時間的にもちょうどいいし。｣
翔｢なんか食べたいもんある？｣
｢うーん。中華以外だったら。｣
Aってなんでもいいって言わないけど、こっちにもちゃんと選択権与えてくれるような言い方してくれんだよな。
たまに、なんでもいいって言いながら、じゃああれは？とか聞くと、気分じゃないって言うやついるじゃん？俺、そうゆうの苦手なんだよな。だったら最初から、範囲を指定すればいいのに。
翔｢うーん。俺、パスタ食べたい｣
｢お！まじ？私もイタリアンの気分っちゃ気分だった｣
翔｢じゃあ、イタリアン行こうか｣
｢おう｣
翔｢じゃあ俺たらこパスタにしよー｣
｢えぇ、まじかよ……私もたらこパスタにしようと思ったのに……｣
今日Aとめっちゃ被るな笑
え、運命共同体？(単純な脳みそ)
翔｢いいじゃん。たらこパスタ頼めばいいじゃん笑｣
｢いや、被るのは嫌だ。じゃあ、ペペロンチーノでいいや。｣
被るのは嫌だって、え……
服装も被んの嫌だったの……？はあ、
翔｢じゃあ、俺の最初のひと口やるよ｣
｢お、まじ？あざす！｣
翔｢なんか、今日よく被るな。いろいろと｣
｢そうだよ笑 ほんと私の事好きすぎか！笑｣
翔｢は！？｣
え！こいつ知ってんの！？
今まで知らないフリしてたの！？
｢え？何そのリアクション笑 ネタなんだから突っ込めよ笑｣
翔｢あぁ、ごめん笑 冗談キツかった笑｣
なんだよ。知らないのか。
知ってて今までの接し方だったら、絶対脈ナシじゃん。いや、今も脈アリな訳じゃないんだけど。
｢な！失礼な！笑｣
翔｢ごめんごめん笑｣
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作者名：文月 | 作成日時：2020年8月9日 18時
