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｢あ、そろそろこんな時間。帰るか｣
翔｢ああ、うんそうだな｣
はあ、もう帰るのか。飲んでる時はいいんだけど、この時になるともうちょっとって思うんだよな……
｢奢りっていうから、帰りたかったけど来たし笑｣
翔｢はあ？お前、げんきんなやつだな笑｣
｢え？今頃ですか？笑｣
とか言ってるけど、いつもより控えめに頼むんだよな。
そういう所も好きなんだよな。
お会計後、Aがそのまま帰ろうとしたからちょっとでも長く一緒にいたくて
翔｢今日も送ってくわ｣
と提案した。
｢え、いいよ。毎回悪いし、少し遠回りでしょ？｣
翔｢いや、遅いしいいよ。ほらさっさと行くぞ｣
俺が一緒にいたいだけだし
｢あ、じゃあありがと｣
最寄り一緒っていいなー
送るって言ってもあまり断られないし、怪しまれないし笑
あ、たまたま一緒だっただけだからな？そこんところはよろしく笑
帰り道一緒に歩いている時、ふと気になったことがあった。
翔｢そーいやさ、毎回相談乗ってもらってるけど、Aは彼氏いんの？｣
これでいるとか言われたらどうしよ、メンタルズタボロだな……
｢いや、なに急に笑いるわけないわ笑｣
翔｢まあ、だろうなーそんなに女っぽくないし、言葉遣いも荒いし？笑｣
とか言ってるけど、内心すごいほっとした
｢あーそれにしても、まだ今日木曜かぁ｣
翔｢そうだな。あと1日あるな｣
｢今日飲んだからもう華金の気分だったよ……｣
翔｢じゃあ、明日も行くか？笑｣
のってくれたら嬉しいな位で提案したのが、まさかのOK
え、2日連続で行けんのか！
翔｢じゃあ、飲み行くこと糧に頑張れよ笑｣
とか言って、俺の方が糧になるし頑張れるんだけど笑
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作者名：文月 | 作成日時：2020年8月9日 18時
