ドライな彼女 S.S (ページ43)

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月曜日。

潤くんが来てからは、あまり残業したくないから、仕事中は話しかけるなオーラ出てたと思うし、仕事終わってもそそくさ帰ってったから話しかけられなかったんだろうけど

きたよ〜聞かれちゃったよ〜

『Aさん！この間ぁ、会社に来てた人ってぇ、彼氏さんですかぁ？』

絶対くると思ったよ〜
目に見えてた未来、現実になったよ〜

っていうかなんだその間延びした言い方は！
私に媚び売ってんのか！買わねえぞ！？
しかもなんかちょっと
『まあ、先輩のことだから違いますよね笑』
みたいなさぁ？雰囲気？あるよねぇ〜

｢いやいや、違うよ笑ただの従兄弟｣

『ですよねぇ〜じゃあ、紹介してくださいよぉ〜』

ほら！ですよねって！本心でちゃってんぞ！？

しかも紹介しろって、よく知らないし名前もろくに思い出せないあなたに紹介できるか！っての

｢いや〜、潤くんはここら辺に住んでる人じゃなくて、もう帰っちゃったから会えないし、いつ来るのかも分からないから紹介できないかな〜｣

あははって笑ってみる。

『そうなんですねぇ。残念です。じゃあ、次に来た時紹介してください！』

｢うん。次ね。｣

ちょっと引き攣った笑い方になっていないだろうか……

次なんて一生ないけどね。
っていうかね、あんた地味に心の声聞こえてんだよ！
私が断った後、小さい声で『使えな』って言ったろ！
お前に使われる気なんてさらさらねぇんだよ。
でもそんなこと思ってるなんて顔にも、ましてや口にも出しませんよ？あなたと違って大人なんでね？
って思っとく。