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ガシャン！
うっわ、やっべえ、
待って待ってこれか？
うわ！
んんんん、なんかうるさい……
音が聞こえてくるからそのまま目を開けると、
｢櫻井なにしてんの？｣
櫻井がキッチンにいた
翔｢あ、起こした？ごめん。｣
｢うん。色々、うわ！とかガシャン！とか普通ならしない音がしたから起きた｣
翔｢ごめんごめん。いや、体調悪そうだったからさ、頑張ってお粥作ろうとしたんだけど……｣
｢だけど……？｣
その先をなかなか言おうとしないから、櫻井が手に持ってる鍋を見てみてると……
｢え、なにこれ｣
翔｢だから、お粥｣
｢うーん、｣
お粥……？お粥って水分多めのご飯みたいなやつだよね？
｢水分はいずこ？｣
翔｢ここら辺｣
と言って指をさしたのが空中
｢じゃあ、この黒いのは？｣
翔｢おこげ｣
いいように言ってるけど、焦げたのね
｢つまり、火付けすぎて焦がし水分は蒸発したと｣
翔｢はい。ごめんなさい｣
スゴいシュンとしてる笑
耳が見える！笑 耳が垂れてる！笑 なんか可愛いぞ！笑
｢あははははは笑 怒ってないよ笑 私も1回やった事あるし笑 むしろあんまり慣れてないけど作ろうとしてくれたんだろ？ありがとう。｣
翔｢いや、でももう食べれないし｣
｢何言ってんの？食べるよ？せっかく作ってくれたんだし｣
翔｢いや、だって焦げてるよ？｣
｢焦げてるだけでしょ？あーお腹空いたなー私の冷蔵庫たしかに昨日お買い物行ってないから、なんもないかもなー体調悪いから固形物食べにくいし、お粥が食べたいなー｣
翔｢なんか、ごめん。焦げてるし水分どっかいったけど、これで良ければどうぞ｣
｢はーいありがとう｣
さすがにお粥だけだと辛いな……
｢梅干しあったはずだから梅干しとって｣
翔｢冷蔵庫開けていい？｣
｢開けなきゃ取れないからね笑｣
翔｢はい。｣
｢サンキュー｣
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作者名：文月 | 作成日時：2020年7月27日 23時
