伝説の始末屋2

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『えへへ、ウイングさんならいい師範代になってくれそうだなと……』



「……そうですねえ……



うーん……彼らがもし、200階まで登ることが出来たら考えましょう」


『！やった、ありがとうございます！言質、取りましたからね！』


逃がすまいとずいずいウイングさんに寄っていくと彼はあわあわとしてそっぽを向いてしまった


「……っそ、その時はAさんにも手伝ってもらいますからね！」


『え』


「Aー！どこだー？」


『あ、キルアが呼んでる……じゃあまた後ほど！』



「はい、頑張って下さいね！







…はああ…キルアくんが異常にAさんを気にかける理由がわかった気がする…」



…



その後も順調に試合は進んでいき、個室をゲットして見事3日で150階まで到達した



「あの子だ！''冷酷の天使''A！」



『待って何その痛い2つ名』


押し出しのゴン、手刀のキルアときてなんで冷酷の天使？おかしくない？



「間近で見ると可愛い〜！ね、今日の試合終わったらお茶でも……！」



「Aになんか用？」



「げっ！手刀のキルア……！」



「A、ウイングさんの宿に行くことになったから一緒に行こうぜ」



『ウイングさんの……？なんで……？』



「レンとかいうやつを教えてもらうんだよ」


『え……ああ……？なるほど』


まだ200階行ってないけど教えてくれるのか…？


そんな疑問を持ったまま宿に行くと、ウイングさんから何も口出ししないようにと言われた



「ネンとは心を燃やす燃のこと。すなわち意志の強さ」


…なるほど


やっぱりまだ早かったか


にしてもよくこんな有り得そうな言葉を並べられるもんだ


ちらりとウイングさんの方を見ると少し罪悪感を含んだ目で微笑まれた


別に気にしないんだけどなあ…

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