伝説の始末屋

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「皆さんお待たせしましたー！ゼビル島に到着でーす！

それでは第3次試験のクリアタイムが速い人から順に下船していただきます！」



ガイドさんの合図を貰って2番目に島に入るとまず人目につかない川のそばに拠点を作った


1週間だからなぁ


川さえあれば体も洗えるし水にもなるし丁度いい



『よし、ゆっくり食料探しから行こっと』


…


「あれ、A？」



『お、キルア』



「…なんでキノコ取ってんの？」



『え？そりゃあご飯作るためだよ』



「危機感ねぇなぁ」



『私は３大欲求に抗えるほど屈強じゃないのでね』



「じゃあなに、今日一日中拠点作りでもしてたの？」



『大正解。まあまあ私の拠点に来てみなよ』



「…行くけどさ」



3人は余裕で入れるだろう木の枝と草で作った拠点を自慢げに見せるとキルアは気に入ったのかくつろぎ始めてしまった



その間にキルア分のご飯まで作ってあげる私ほんとに優しい。自分に惚れそうだよ



『出来た！


きのこと鶏肉の串焼き！』



「おお！うまそーじゃん！」



『ふふふ、ちゃんと塩も海から採ってきたんだ〜


もー私ってば嫁入り準備バッチリ！』



「は？嫁入り？」



『そりゃあ私だってもう19だもん。そろそろそういうお相手を考えるじ……き…


え怖い怖い、なになにその殺気』




「相手いんの？」



『悲しいことにいねぇよ！なんだよ！バカにしてくれちゃって！』



「……なんだよ、いるのかと思ったじゃねぇか！」


『いたらとっくに自慢してるよ』



「……まあそうか。(いたらそいつ殺すけど)」



『そう言えばキルアもうターゲット見つけた？』



「それがまだ誰かもわかんなくてさ」



『ええそうなの。』



「A何番だった？」



『……』



よし、ちょっといじめてやろう。


「A？」



『ね、キルア



もし、キルアって言ったら…どうする？』




「Aにならあげていいよ。ほら」



少しくらい驚くかと思ったのにキルアはなんの躊躇いもなく私にプレートを渡してきた


は？



『え、ちょ、うそうそ嘘。じょーだんだって。キルアじゃないよ。ほら』



「198？オレのと1番違いだ」



『え、ほんと？なら私たち一緒に行動した方が効率いいかも』


例の3人組の話をするとキルアは興味無さそうにスケボーで遊びだした


話くらい聞きなさいよ

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