第三話 ページ5
それから神々(自称)さんたちが、座っていた椅子から立ち上がった。
そして私たちの前に歩み出てくる。
そして金髪のやつから順番に話し始めた。
「僕はアポロン。ギリシャの太陽神だよ！よろしく！よろしくね！」
そう言うと私の手をとり、両手でぶんぶんとふってくる。手が吹っ飛びそうなくらい。
いや、まあ吹っ飛ぶことはないだろうけども、でもそんらいの勢いだ。
テンションが高すぎて、アポロン(自称)の背後から後光が射している。・・・気がする。
するとその横から紫の長髪のやつが話し始めた。
「俺の名前はツクヨミといいます。日本の月の神をしております。以後、宜しくお願いします」
そう言って丁寧にお辞儀をするツクヨミ(自称)。
っていうかもう(自称)って付けるのめんどくさくなってきた。
というか、表情なさすぎだろ・・・！怖いわ！
この状況でアポロンとかみたいにテンションが高いのもどうかと思うけどね、ここまで冷静なのも異常だと思うよ！
すると背後から長い髪の男が・・・。
「うわああああああっ！？」
こけた。
「あ、あの、大丈夫ですか」
私が手を差し伸べると、「あいたたた・・・」とか言いながら立ち上がる。
「いきなりカッコ悪いところを見せてしまったね。私の名前はバルドルだよ。北欧で光の神をしている」
そう言ってにこりと優しげに微笑んだ。
そして握手をしようと手を伸ばしてきて・・・。
「うわああああ！？」
またこけた。
いや、もういいよ。
二回もコケる下りが来ても読者的にはしらけるよ。
そう思っているうちにバルドルは立ち上がっていた。
その様子を横で見守っていた結衣ちゃんが、私の横からひょっこり顔を出す。
「あの、ところで、ほかの神様は・・・？」
あ、それ私も気になってた。
正確には、「神様のコスプレをした変人」だけどね。
すると三名はそろって困ったような表情を浮かべる。
「それが、不登校を決め込んでるみたいでね・・・」
アポロンが悲しそうに呟いた。
「９人中６人が不登校とかどんな学校だよ」
色々問題あるだろ、それ。
不良なの？それともニートなの？
そんなやつを教育しなきゃいけないとは・・・私も辛い役目を負ったな・・・。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まゆ - 面白かったです(≧∀≦)続きが、すごく気になります(≧∀≦)これからも、頑張って下さい(≧∀≦) (2018年6月30日 0時) (
レス) id: 139ce4a76e (このIDを非表示/違反報告)
イスフィーユ - 早く続きが見たいです。更新頑張って下さい！ (2014年7月29日 2時) (レス) id: 7ae3fa9c4c (このIDを非表示/違反報告)
みら(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます！がんばりますねー！ (2014年7月17日 16時) (レス) id: c6cac86b84 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2014年7月14日 23時) (レス) id: c42e404346 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちゃん(プロフ) - 面白〜〜〜い、ロキちゃん可愛い(前から可愛いなと思っていたから、ちゃんずけしています) (2014年6月16日 23時) (レス) id: 13c6deeea9 (このIDを非表示/違反報告)
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