噂の美女 ページ3
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玲於side
隼「ねぇれおちゃん」
玲於「キモいからむり。」
隼「なんも言ってねーしっっ」
最近俺に幼馴染の女がいるってことが
一人の目撃者によりバレてしまった
隼「あの子紹介とか…」
玲於「いやだっつってんじゃん
お前じゃ論外」
これはまずい
一応かっこつけて話してるけど
内心超焦ってるし
メン「そんな可愛いの?」
玲於「だぁーもうっ
来んじゃねぇよ」
Aはめちゃくちゃモテる
物凄い美人とか
端正な顔立ちとかじゃないけど
不思議と惹きつける雰囲気をもってる
高校時代どれだけ身を切る思いで
Aの純潔を守ってきたと思ってんだ
1ヶ月で30人言い寄ってくる時もあったんだぞ
玲於「とにかくあいつはダメ
近い将来俺と結ばれるから」
隼「卑怯だっ」
玲於「うっせ」
残念とでも言いたそうな隼の顔
仲のいいメンバーだったとしても
これだけは譲れない
隼「でもずっと好きなんじゃないすか
なに乙女ぶってんすか」
告白
チャンスも勇気もあったはずだ
なのにどうしてもできない
いや俺はしなかったんだ
玲於「まぁ事情があるんだよね。」
隼「…なんかごめん」
玲於「じゃあ飯おごって」
隼「こいつっっ笑」
あの時選択肢がもう一つあったとして
俺はそのもう一つを選んでいたとすれば
……なんてやっぱり怖くて考えられない
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作者名:あい | 作成日時:2017年11月19日 16時