第120話 ページ28
rd「ついたー」
sk「疲れた…」
ついてしまった…
レウの正確なナビにより、お母さんの住むマンションの前に到着。なんてことを。
ru「部屋の番号は多分変わってないはず…」
『なんでそんな覚えてんだよ1回しか来てねぇだろ』
ru「いざって時にAのとこ行けるように」
最高かよ大好きだ。
sm「A浮気？」
『浮気だとしたら堂々としすぎだろ。…てかなんで今考えてることわかった？？』
怖いよこの人たち(震)
cn「あ、縛ったまんまじゃぁん。痛いよね？外したげる〜」
コンちゃんがニコニコ笑顔で縄を外す。マジでサイコにしか見えなくなってきた()
強く縛られたわけではなかったが、私が暴れたせいか跡が着いていた。いや誰でも暴れるわあんなん。私は悪くねぇ。
『…マジで？』
ru「まじ」
かつて住んでいた部屋の前に立ち、レウを見つめる。助けてくれる様子はもちろんなし。そういやこいつが元凶だったわ。クソ野郎が(厚い手のひら返し)
表札に「日向」の文字。しかも、いつ出発したのか今はまだ早朝。丁度お母さんが家を出る準備をしている時間帯だった。
『計算済みかよ…』
rd「いや偶然かな。ノープランで来たから」
マジでヤバい奴らじゃん()
周りの狂人たちに視線で助けを乞うが、全く効果なし。やっぱこいつら狂ってる(震)
覚悟を決めて、震える手でインターホンを押し込んだ。
パタパタと慌てるような足音が近付いてくる。
「はい…どなたですか…？」
『…お母さん…』
ドアの隙間から顔を覗かせたのは、変わり果てた姿のお母さんだった。
最後に見た時よりずっと老け込んでいた。あの時からたった数ヶ月くらいしか経っていないはずなのに。やつれた顔と細い声は、お母さんが相当疲れていることが容易に理解出来た。
「…A…？Aなの…？」
数秒の沈黙の後、お母さんは泣きそうな声で話しかけた。そのせいで、こちらまで鼻の奥が痛くなる。
「A…！ｯごめんなさい、本当にごめんなさい…お願い、帰ってきて…」
必死に縋るように、お母さんは私の腕を掴んだ。
『…ごめんはこっちの方だよ…』
声が震える。視界がぼやける。
お母さんを抱き締めて、大声で泣いた。今の時間なんて気にする余地もなかった。
背中に手が回され、撫でられる。指はすっかり細くなってしまっているけど、大好きだったお母さんの手だ。
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舞コンブ神楽(プロフ) - もっちもっちさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました…！ちなみに今も(かなり亀更新ですが)長編や短編を書いてるので、もし良ければ読んでみてください！ (2022年10月20日 23時) (
レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
もっちもっち(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!つい最近読んだよですが、面白すぎて2日間で終わってしまいました!!!さらに面白い作品が出ることを期待しております！ (2022年10月20日 21時) (レス) @page32 id: 5d1b6c9e6e (このIDを非表示/違反報告)
舞コンブ神楽(プロフ) - クラインさん» そんな感じです！子供ちゃんも、もしかしたらハチャメチャな未来になるかもですね…！こちらこそ、ここまで読んでいただきありがとうございました！！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
舞コンブ神楽(プロフ) - くろもち@華月さん» 楽しいと感じて貰えてとても嬉しいです(*´˘`*)最後まで読んでいただきありがとうございました！ (2022年6月21日 23時) (レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
クライン(プロフ) - 完結おめでとうございます。夢主ちゃん達みんな幸せになってくれてよかったです。この先は子供ちゃん×zmさんって事であってます？？？そんな未来を想像しながら生きていきます。ここまで本当に、お疲れ様でした！！素敵なお話をありがとうございました！！ (2022年6月21日 19時) (レス) @page32 id: 2e57063caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞コンブ神楽ﾁｬﾝ | 作成日時：2022年5月1日 17時
