現レ ページ6
らっだぁside
翌朝。どうやら俺が最後だったようで、リビングには俺以外全員集まっていた。
kyo「おっせぇよお前。何時やと思ってんねん」
rd「いやぁこういつも暗いとわかんなくなんだよねぇ」
kyo「お前それは言い訳やぞ」
ちなみに俺の起床時間は10時30分だった。ギリ朝。
待ちくたびれたと言うようにコンちゃんが伸びをして、ソファに座り直す。
cn「レウさん曰く、その子喋れないっぽいんだよね。その上自分のこと何もわかんないっぽい。名前とか正体とか」
rd「んー…でも俺らの言葉は通じてるってことでしょ？だよね？」
俺が少女を見やると、少女はゆっくりと頷いた。
この子のことは本人もわかっていないのでどうしようもないが、恐らくこの家で今後過ごすことになる。なら…
rd「俺ら自己紹介しとく？一応」
ru「そうだね…俺はレウクラウド！えと…一応悪魔って種族かな」
kyo「…あ、俺？俺はばどきょー。種族は天使や」
cn「コンちゃんだよ〜クラーケンっていうイカだよ〜」
md「…緑色、ドラゴン」
rd「はいどうも〜らっだぁでーす。俺は青鬼！申し訳ないけどここに人間はいないよー」
一通り自己紹介を終えたが、少女は怯む様子もない。なんというか、反応が一々年相応には見えない。
cn「ていうか名前もわかんないならどうしよっか…」
rd「何がー？」
cn「この子のことなんて呼ぶか。ずっと君とかこの子ってのもなんかやじゃない？」
確かに、と思いつつも特に思いつく呼び名がない。
しばらく全員で頭を捻っていたところ、ふと、思い出したように、勝手に口が動いた。
rd「…A…」
『…！』
cn「お、なんかこの子も反応してるしいいんじゃない？」
kyo「お前にしてはやるやん」
rd「んだお前にしてはって」
ということで、少女の名前(仮)がAになった。名前ってこんな衝動で決まっていいもんなんだろうか、なんて思いつつも、何気に気に入っていた。
…何より、どこか既視感というか、懐かしい心地良さがあった。
rd「っしゃ、てことで！ここは、”夢見る町”、常闇町！ようこそ俺らの町へ！」
この町では必要のないそれをかき消すように手を叩き、嘘に嘘を塗りたくった。
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舞コンブ神楽(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます！めっちゃ励みになります…！ (4月1日 0時) (
レス) id: 359379e1ca (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - ファ/イ/ト/ソ/ン/グの世界観大好きなので凄く面白いです！これからも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (3月15日 11時) (レス) @page7 id: 8881878887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞コンブ神楽ﾁｬﾝ | 作成日時：2023年12月15日 14時
