君ヲ求厶 ページ3
？？side
光に向かって歩いていた。
暗闇の中、ただひたすらに手を伸ばしていた。
それでも。
その白に、あと一歩、届かない。
「─ら───！───だ─！」
ru「らっだぁ！！」
rd「…あぇ…？れう…？」
目を開けると、やけに切羽詰まった声で俺を呼ぶレウが目の前にいた。
どうやら俺はリビングで寝ていたようだ。
ru「ら、らっだぁ大丈夫…？」
rd「え、なんで？」
ru「なんで、って…今泣いてた、から…」
困惑しつつ、心配するように俺の背中をそっと擦るレウ。頬に触れてみると、指先が濡れた。
泣いてた？俺が？え、なんで？？
ru「怖い夢でも見た…？」
rd「いや、全っ然覚えてないわ」
ru「なんでだよ！」
全く思い出せない。夢なんて見てたっけ。
rd「んなことより今何時？」
ru「んなことって…今はー…夜の7時。そろそろご飯の準備するかぁ…」
レウは時計を見た後、小さく呟きながらきょーさんの部屋へ向かった。もうすぐ夕飯なら、俺もみどりを呼んでこよう。
階段を上がり、みどりの部屋の前へ。ノブに手をかけたあと、流石にノックくらいはしてやるかと手を離したそのとき。
ﾊﾞﾝｯｯ!!
rd「ぶっ…！」
md「ｳﾜｯ!ﾗﾀﾞｵｸﾝ!?」
いきなり扉が開いたかと思えば、そのまま俺目掛けて勢い良く激突した。あまりの痛みに蹲る。
挙句、当の本人は何やら急いでいるようで、謝罪の一つもなしに階段を駆け下りていった。
cn「すごい音したけど大丈…夫じゃなさそうだねw」
後ろから、クスクスとコンちゃんの笑い声が聞こえた。何笑ってんだ。
cn「…wおでこと鼻真っ赤だよw」
まぁ俺鼻高いからね(憤怒)
ケラケラと楽しそうに笑うコンちゃんに、不満を込めた視線を送る。
cn「どしたのそれw」
rd「みどり」
cn「みっどぉかぁ…wそーいやみっどぉは？ドア開いてるってことは部屋じゃないよね？」
コンちゃんは少し首を傾けてみどりの部屋に視線を向けた。
rd「あー…そーいやなんか急いで下行ってたわ。行くぞコンタミ！」
そこでやっとみどりのことを思い出し、階段を駆け下りる。
リビングでは、きょーさんとレウが何やら話していた。
kyo「お、丁度いいところに。お前ら行くぞ」
rd「どこに？」
kyo「どりみー探し」
レウ曰く、みどりはついさっき家を出ていってしまったらしい。
もう時間も遅いし、晩飯も早く食いたい。しょうがねぇ、俺が探してやるか。
rd「待ってろ晩飯！じゃなかったみどり！」
kyo「お前…w」
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舞コンブ神楽(プロフ) - あんみつさん» コメントありがとうございます！めっちゃ励みになります…！ (4月1日 0時) (
レス) id: 359379e1ca (このIDを非表示/違反報告)
あんみつ(プロフ) - ファ/イ/ト/ソ/ン/グの世界観大好きなので凄く面白いです！これからも楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (3月15日 11時) (レス) @page7 id: 8881878887 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞コンブ神楽ﾁｬﾝ | 作成日時：2023年12月15日 14時
