第40話 ページ42
『おはよ〜…』
扉を開けて教室に入ると、いきなり歓声が上がった。
『え！？なになに何事！！？！？』
私が驚いていると、10人くらいが立ち上がってこっちに寄ってきた。しかも数人は泣きながら。
「退院おめでとー！」
「よかったぁ…もう体は大丈夫なの？」
「心配だからLINE交換でも…」
毎回LINE交換ニキいるのなんなん？？？
まぁ…これだけの人が心配してくれてたってことだ。私って幸せ者だな。
朝から温かい気分になりながら席に座る。
kg「A…寂しかった…」
『ごめんごめん』
かねごんは家から病院が1番遠く、ほとんど見舞いにも来ていなかった。だからか、席について真っ先に抱き締められる。
なんかもう…慣れたよね。周りの人たちも「またか」みたいな感じの温かい目で見てるからね。
「…おぉ、良くなったか日向」
『もう全然！ピンピンしてますよ！』
先生…！心配してくれてるのね…！
「今日までの分はいいが明日から課題出せよ」
『…ﾊｲ』
…こんなことならあと数日くらい休めばよかった()
今日も今日とて久々の平和な一日が終わり、今は放課後。
コンビニバイトにも関わらず店長は「無理しないでしばらく休暇とっていいよ」と言ってくれた。が、お金がないので働かせていただきます…！
ということで現在バイト中。相変わらず夜なので客は少ない。
『…ぁ、いらっしゃいまs…』
kg「わ、ほんとだったんだ」
なんでお前がここにいるんだばかごん…！
kg「こんそめがここのコンビニでAがバイトしてるって教えてくれたんだよね〜」
『おっけぶち○す』
あーもう最悪だ…！
何故かいつまでも店内を歩き回るかねごん。カゴも持たずに何してやがる…
もう交代時間まであと5分なのでそろそろ帰って欲しいんだがなかなか帰りやがらない。…もういっか、次の人にまかせよう。私はもうあがります！さよなら！！
kg「…お、A帰る？一緒帰ろ〜」
…そのためか…！
結局方向も同じで一緒に帰ることに。なんて日だ()
ていうか何気にかねごんと2人きりって今までなかったなぁ…こいつ常に焼きパンといるし。
kg「…ね、A」
『何？』
kg「あの、さ……」
「…俺、今もAのこと好きだよ」
『知ってるが』
なんだ今更。毎日のように付き纏ってきて抱き締めてくる奴が好きじゃない方が有り得ないだろ。
kg「や、そうじゃなくて…」
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神楽舞コンブﾁｬﾝ(プロフ) - @がーなさん» ありがとうございます…！！コメントすごく励みになります…僕も、楽しく書かせていただきます！ (2022年3月13日 22時) (
レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
@がーな(プロフ) - うん、もう色々タイプ,,,作者さんすごい！！文才分けてほしいぐらいです！！これからも、物語楽しく読まさせてもらいます！！ (2022年3月13日 20時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞コンブ神楽ﾁｬﾝ | 作成日時：2022年1月3日 12時
