第35話 ページ37
んそめside
今日結局A来なかったな…チャイム押しても出なかったし。どこで何してんだか…
ﾋﾟﾛﾝｯ♪
家に着くと、スマホの通知音が聞こえた。
リビングに置いてあったスマホを取って開くと、あろえからのLINEだった。
あろえお前の好きな人はもらったぞ
あろえなんてね
もうひとつ送られていたのは、Aとあろえのツーショット。
ただ、見るからにそこは病室だった。
Aの、ピースをしている方と反対の腕には、点滴が繋がっていた。
凪斗何があったの
凪斗今日何してたんだよ
凪斗なんでお前が一緒にいるんだよ
あろえ怖い怖いw
あろえ事情は明日にでも補欠と一緒に話すからさ
あろえAは明日も学校休みって事だけ一旦伝えとこうかなって
明日ちゃんと話せよ、と念を置いておくと、あろえから心配しなくても話すと言われた。
Aに何があった？明日も来れないってことは、もしかして入院しないといけないほどのことがあったのか？
じゃあなんで俺に黙ってたんだ。無理するなって、ちゃんと言ってたのに。
…考えたって仕方ない。起こったことは戻せない。今は、明日事情を聴くのを待つことしか出来ない。
落ち着こうにも落ち着けず、結局眠りに落ちるまでAのことが心配でたまらなかった。
…おかげであまり眠れなかった。
教室に入ると、かねごんと焼きパンが駆け寄ってきた。
kg「…こんそめにもあろえからLINE来た？」
yk「AのことのLINE…僕もかねごんも送られたからこんそめさんも知ってるかなって…」
あろえのやつ…補欠全員にあれ送ってやがったのか。
噂をすればなんとやら、というやつか、あろえが丁度登校してきて廊下で会った。
ar「あ、今日3人とも放課後生徒会室な」
「誰かいるようならその時考える」
それだけ言って、あろえは自分のクラスへ歩いて行った。
放課後か…今日の授業集中できるかな…
気付けば既に放課後。思っていたよりは集中できたが、授業がほとんどわからなかったことには変わらない。
2人も帰る準備はできたようなので、一緒に生徒会室へ行く。
ar「…あ、来た」
kg「ねぇA何があったの！？ねぇ！大丈夫なの！？」
ar「ｯちょ、落ち着けって」
かねごんが珍しく怒っている。
あまり見ない姿に怖がったのか、焼きパンが俺の後ろに隠れた。身長的に隠れられないとか言った奴、覚悟しろよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 144人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神楽舞コンブﾁｬﾝ(プロフ) - @がーなさん» ありがとうございます…！！コメントすごく励みになります…僕も、楽しく書かせていただきます！ (2022年3月13日 22時) (
レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
@がーな(プロフ) - うん、もう色々タイプ,,,作者さんすごい！！文才分けてほしいぐらいです！！これからも、物語楽しく読まさせてもらいます！！ (2022年3月13日 20時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：舞コンブ神楽ﾁｬﾝ | 作成日時：2022年1月3日 12時
