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第30話 ページ32

あろえありがとね。色々聞いてくれて
Aこの寛大なAさんに感謝しな
あろえありがと。もう一生感謝しない
Aは?

あろえからの既読無視で会話は終わった。なんだあいつ!
まぁそんな事はさておき。”綾小路”って言ったっけ?読み方わかんないけど。

…へぇ…検索したら普通に出てくるほどの大富豪。よっぽど有名なんだろうな。
さーて、お家はどこかな〜?

ー数時間後ー

ピチチ…チュンチュン

…ぁれ…朝…?
思い切り伸びをする。布団の上で作業しててよかった。
また前みたいに身体中痛い最高の朝を迎えるなんてごめんだからね。

さてと…行きますかぁ!
「今日学校遅れて行く。先生に伝えといてほしいな☆」と書いたメモをこんそめの部屋の扉に貼り付ける。

遅れて…行けたらいいなぁ…

この家だな。でっか…想像してた5000倍くらいデカい。お金持ちだからってこんな大きい家持つ意味あるのかね。絶対使ってない部屋あるだろ。

漫画でしか見たことないような大きな門が開き、そこから一人の女性が出てくる。その正面には、大きな、高そうな車。
女性が乗ろうとする前に駆け寄る。

『あの〜…綾小路咲希さん、ですか?』

sk「ええ、そうですが。何か用でも?」

ちなみに”綾小路”の読み方は昨日調べた。なんだあやのこうじって。苗字長すぎだろ。

『えーと…癒芽って男子知ってます?観葉癒芽』

sk「あぁ、あろえくんね?知ってるけど」

…あろえ相当苦手だっただろうなこの人の事。
馴れ馴れしくあだ名で呼んでくる。この人嫌われてる自覚なさそー…もはや可哀想になってきたよ。

『あろえに全部聞きましたよ。ぐっちたちにセクハラしてたとか』

sk「あら、セクハラなんてしてないわ?ただ呼び出して、少し触れただけ」

それをセクハラって言うんだよなぁ…それに、あの優しいぐっちが嫌がるってことは絶対少しじゃないだろ。

sk「…そんな怖い顔しないで?」

『あれ、そんな怖い顔してました?』

ここは穏便に、落ち着いていかないと。
車内にはかなりごつい男が見える。黒いスーツにサングラスっていう、いかにもって感じの人。最悪こいつにボコされる可能性だってある。

『…まぁ私がここに来た理由はですね』
『これ以上、彼らを縛るのをやめて頂けませんか?』

sk「あら、縛るなんてそんな怖いこと…私がするとでも?」

…こいつ、のらりくらりと躱しやがって。

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作品ジャンル:恋愛
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神楽舞コンブチャン(プロフ) - @がーなさん» ありがとうございます…!!コメントすごく励みになります…僕も、楽しく書かせていただきます! (2022年3月13日 22時) (レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
@がーな(プロフ) - うん、もう色々タイプ,,,作者さんすごい!!文才分けてほしいぐらいです!!これからも、物語楽しく読まさせてもらいます!! (2022年3月13日 20時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞コンブ神楽チャン | 作成日時:2022年1月3日 12時

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