第17話 ページ19
kg「いやー…びっくりしたぁ」
yk「ね、Aのこともバレてたから僕ほんと心配した」
『何をだよw』
3人で並んで歩く。
…そういえば、中学時代にこいつらと並んで歩いたことなんてなかったな。常に私の後ろにいた。というか追いかけられてた。
kg「あっ、間違えた」
『何が？』
kg「階」
yk「ほんとじゃん」
周りをよく見ると、1年生の階であることがわかった。何してんだバカ。
『めんどくせー…下の階戻んないとじゃん』
kg「あ、その顔かわいい」
睨んだつもりが、返ってきた答えはそれ。周りに人がいる時に言われるのはほんとにやめてほしいけど、もう慣れたものだ。
ドンッ
「わっ、！」
『！？ちょ、ごめん大丈夫！？』
前をちゃんと見ていなかったせいで、誰かとぶつかる。その子は思い切り尻もちを着いてしまい、すぐさま駆け寄った。
「だ、大丈夫です」
…見覚えのある子だ。
小学校の頃に、よく遊んだ1学年下の子。その子とよく似てる。
高橋なるみちゃん。でも、あの子は女の子だったはず…
「…？な、なんですか…？」
『ｯあ、ごめん！なんでもない…』
「鯖さーん？緑くんが呼んでますよー」
遠くから、別の声が聞こえる。これまた聞き覚えのある声。その子は「はーい」と返事をすると、立ち上がって礼をしてから立ち去って行った。
kg「…ちょっと、A？」
『なに？』
kg「さっきの人に…惚れたりしてないよね？」
かねごんが、なんとも心配そうな顔で言うものだから、笑ってしまう。
kg「なんだよぉ！こっちは真剣なの！」
『あははwごめんごめん…w』
頬を膨らませて怒るかねごんが年下のようで、思わず頭を撫でてしまった。まずい、これは調子に乗るんじゃないか…？
kg「へ…？A…？」
と思ったが、かねごんは顔を赤らめて唖然としているだけ。まぁ調子に乗らなかったからよし。
yk「そういえば、さっきの声たらこさんだよね？」
…あぁ、さっきあの子を呼んだ人か。そういえば似てるような気がする。
梅原紅太、あだ名たらこ。なんでたらこなのかはわかんないけど。確かに7人中あいつだけ学年下だったな。
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…
『…あれ、これなんのチャイムだろー…』
kg「んー…授業5分前のチャイム？」
yk「もう間に合わないよw」
やっべぇぞ☆
てか焼きパン？もう間に合わないってのは歩いて行った場合だぜ？
まぁそれでも歩いて行くから間に合わないんだけども。
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神楽舞コンブﾁｬﾝ(プロフ) - @がーなさん» ありがとうございます…！！コメントすごく励みになります…僕も、楽しく書かせていただきます！ (2022年3月13日 22時) (
レス) id: 7865aa888d (このIDを非表示/違反報告)
@がーな(プロフ) - うん、もう色々タイプ,,,作者さんすごい！！文才分けてほしいぐらいです！！これからも、物語楽しく読まさせてもらいます！！ (2022年3月13日 20時) (レス) id: ab96b69a73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞コンブ神楽ﾁｬﾝ | 作成日時：2022年1月3日 12時
