ミス・白鳥沢【ハイキュー！！】 (ページ12)

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12:カサカサカサページ12

「きゃあああああ！！！！」

青葉城西との練習試合から何日かしての部活前、体育館中にAの悲鳴が響き渡った

用具室からのようだ

俺は真っ先に用具室に走りドアを勢いよく開けた

白「A！！！！」

その瞬間、ふわっと甘い香りが鼻腔をくすぐった

何が起きたのか、すぐにはわからなかった

「賢二郎助けて！！」

この声で、俺はAに抱きつかれていることに気づく。

Aのやわらかい身体に触れられたことに嬉しさがこみ上げてきたが、今はそれどころではない。

まぁ、ちゃっかり抱きしめ返したけど。

俺のAをこんなに怯えさせたのは誰だ

瀬「どうした？！」

「ご…！ご…！ゴキ…！！」

全員「あっ(察し)」

牛「やつなら俺に任せろ」

牛島さん、なんて頼もしいんだ

俺は依然として俺に抱きついたまま震えているAをそのまま用具室の入口から離し、牛島さんが用具室へ。

スパァァァァン！！！という凄い音がして、始末されたやつが入ったビニール袋を持った牛島さんが出てくる

牛「Aもう大丈夫だ、やつは始末した」

「ありがとうございます牛島さん！！」

よかったよかったといいながら、みんな自分がいた位置に戻っていく

ここで

「あっっっっ！」

俺に抱きついていた事を思い出したのか、ばっっとAが俺から離れる

「ご、ごめ、けんじろ、だ、抱きついたりして…！」

顔を真っ赤にしながら下を向いてごにょごにょ言っているAに愛しさがこみあげる

白「Aならいいよ」

「わ、私ならって、、どういう、」

白「まだ教えてやんない」

もう、気づかれてそうだけどね。

でも、こんなみんながいる所でなんて言わない。