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『はい、おしまい。気になるとこない？』
「ありがと〜。気になるとこ、…あ。」
ちょっと待ってて、と席を立つ流星くん。ふわふわにセットされた髪を靡かせて、向かう先はどうやら荷物置き場らしく。ごそごそとリュックサックから何かを取り出しては、また戻ってくる。
「…これ、」
『へ？』
「あげる、Aちゃんに。」
『へ、ちょっと流星く、』
「ええからはよ受け取って、誰か来てまう。」
半ば無理やりに手の中に押し込まれた何か。
わたしがそれを受け取ったことを確認した彼は、ほんならね〜、と次のメンバーを交代で呼びに行ってしまった。
こっそりと手元を見る。小さな箱に刻まれているのは、よく見知ったブランドの名前。所謂、デパコスというやつで。中から出てきたのは、リップがひとつ。しかもちゃんと、ご丁寧にわたしの名前が彫られているらしい。
ぽわ、と身体が熱を帯びていくのが分かる。理解に追い付かへん脳と、最後に見た流星くんの悪戯っぽい表情。ぐるぐる、掻き乱されていく感覚を落ち着けるように、きゅっと一瞬目を瞑った。
�爐◆�なんかにやにやしてるやん〜！��
次いでメイク室に入ってきた大橋くんが、わたしを揶揄する。どしたんどしたん、と笑いながら問う彼に、なんもないよと小さく首を振っては、ポケットの中へ大切にそれをしまった。
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フウキ - リクエスト失礼します！恭平くんで推しとオタクの恋みたいなのが見てみたいです！よかったらお願いします！ (2022年8月5日 8時) (
レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぐ(プロフ) - このさん» コメントとリクエストありがとうございます。お応えできるように頑張ってみます^-^これからも応援よろしくお願いします！ (2022年8月3日 23時) (レス) id: bdaa3871aa (このIDを非表示/違反報告)
この(プロフ) - お気に入り100人おめでとうございます！！道枝くんのことがずっと好きな幼馴染のお話お願いしたいです(>_<) (2022年8月3日 22時) (レス) id: b1b26418ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらぐ | 作成日時：2022年7月22日 22時
