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いつからかAの姿を目で追うようになっていたことも、いつでも傍に居てあげたいと思っていたことも、真っ白なその肌にいつか触れたいと思ってしまっていたことも。
墓まで持っていこう、内緒にしようって思ってたのに。
からん、と音を立てて、Aの目の前に置かれたグラスの中の氷が溶ける。
今の質問はなかったことにしよう、そうしよう。
せっかくの飯が美味いと感じへんくなる前に。なんでもないから忘れて、そう言おうとして小さく息を吸う。
『…大吾、くん。』
「…あ、え、うん。どうしたん？」
『…あの、えっと、』
すき。
顔をゆっくりと上げたAの小さい唇が、確かにそう言った。
俺の目をしっかりと捉えて、消えそうな声で紡がれたその言葉を、取り零してしまわんように、大事に拾い上げる。
「A、」
『…でも、内緒。ずっと誰にもないしょ。だってわたしら、アイドルやろ？』
伏せられたその睫毛が、寂しそうに揺れる。
Aはプロやった。芽生えた恋心よりも、必死に追いかけ続けてはやっと掴んだ夢を選択した。
いつか、ちゃんと言える日が来るんやろうか。付き合ってよ、と。こんな狡い聞き方した俺を、Aは再び受け入れてくれるんやろうか。
そんな先の見えへん不安と、数分前のダサい俺を全部掻き消すみたいに、俺はまたグラスに口をつけて、ぬるくなったビールを煽った。
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フウキ - リクエスト失礼します！恭平くんで推しとオタクの恋みたいなのが見てみたいです！よかったらお願いします！ (2022年8月5日 8時) (
レス) id: df4d6de387 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぐ(プロフ) - このさん» コメントとリクエストありがとうございます。お応えできるように頑張ってみます^-^これからも応援よろしくお願いします！ (2022年8月3日 23時) (レス) id: bdaa3871aa (このIDを非表示/違反報告)
この(プロフ) - お気に入り100人おめでとうございます！！道枝くんのことがずっと好きな幼馴染のお話お願いしたいです(>_<) (2022年8月3日 22時) (レス) id: b1b26418ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらぐ | 作成日時：2022年7月22日 22時
