#07 ページ8
Asaid
『んっ…ここは…』
目が覚めるとそこは見なれない天井だった
記憶を辿ると…
『そういえば私、緑頭の人を見つけて…それで…』
ｿﾞ「目覚めたか」
声の主の方へ視線を向けると…
『あ、』
ｿﾞ「覚えてるか？お前倒れたんだぞ」
そういえば、急に体が動かなくなって…
ｿﾞ「何食ったか知らんが拾い食いやめろよ。」
『あ、あの時のキノコか…』
あまりもの空腹で
そのキノコしかなかったのだ。
ｿﾞ「腹減ったならあと少ししたらうちのコックが来るからよ。なんか食ってけ」
『いや、でも、見ず知らずの人にそんなこと…』
ｿﾞ「ま、拾ってきた俺の責任ってやつだ。気にすんな」
拾ってきたって…
私はモノ扱いか！
『じゃあお言葉に甘えさせていただきます…』
ｿﾞ「ところでお前なんの能力者だ？俺が見つけた時は狐だったぞ？」
私この人になら話しても問題ないと
そう感覚で感じた
それに助けてくれた恩もあるし
『私はバケバケの実を食べた化け狐人間。名前はAといいます。』
ｿﾞ「俺はロロノア・ゾロだ。なんでお前あんな森の中にいたんだ？」
『いろいろ理由があって…あまり人前で人間の姿を晒さないようにしているんです。だから島の人とも接触はほとんどしたことがなくて…』
ｿﾞ「そうか、まぁ訳を聞くのも野暮だな。俺も別にそこまで興味があるわけでもねぇ」
『助かります』
ほっと撫で下ろし
彼のことを見てみると
腰には三本の刀を提げていた
この人は剣士なんだ。何となく、強いというのを肌で感じる
きっと私と戦ってもギリギリ負けてしまうだろう…
ｿﾞ「刀に興味があるのか？」
『あ、いえ。三本を持ち歩く人は珍しいので』
ｿﾞ「俺は三刀流なんでね」
『いつか手合わせしたいものですね』
ｿﾞ「お前も剣士なのか？」
『私はカマ使いです。剣士とはちょっと違いますね…』
ｿﾞ「にしては腰に物騒なもん下げてんじゃねぇか」
帯で隠れて見えないはずの短剣を
彼は見抜いていた
『これは護衛用です。もしものための。カマは重くて持ち運ぶには不便ですから』
カマは寝床に隠してある
敵が襲撃してきても
私は能力を使いながら寝床へ戻ることができるから
ｿﾞ「お前の体調が良くなったら手合わせを頼む」
『はい！是非』
彼は腕を組みながら微笑んだ
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nico15(プロフ) - 初めまして。ゾロ夢を探していて辿り着きました。更新、楽しみにしています。〇〇サイドの場合、saidではなく、sideではないかと思います。ご確認いたならば幸いです。 (2023年1月8日 20時) (
レス) @page5 id: 45b93ffd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2022年10月29日 7時
