#44 ページ45
ｿﾞ「おぉ、いたのか」
ああ、なんてタイミング…
『う、ん…でももう終わったから！じゃ！』
と私はできるだけめをあわせないようにその場を去ろうとした
ギュッ
『え…』
私はゾロさんに腕を掴まれた
ｿﾞ「そんな逃げなくてもいいだろ」
『いや…逃げてるわけじゃ…』
ｿﾞ「ちと。話さねぇか？」
ゾロさんは壁に腰かけた
ここで逃げても不自然だし、
自然に振る舞うように
私も隣に腰を下ろした
ｿﾞ「お前、花畑でなにか言おうとしてただろ」
『あ…』
あの時は、胸がド○○キしすぎて…
思わず好きと言い書けそうになった…
けど、
『あー…なんだったかなぁ??忘れちゃった…』
こんな所で好きなんて言えるわけが無い!!
すっとぼけた振りをするしか無かった…
ｿﾞ「お前は誤魔化すのが下手だな」
ゾロさんは私の頭をポンポンと
またなでた
『…///』
この手が私は大好きだ
大きくて、優しくて、温かいこの手が───
ｿﾞ「ま、言いたくねぇならいい。無理に聞くつもりも無いからな」
ゾロさんは手をどけ、
上の方を見た
その視線は寂しそうで、苦しそうな
そんな目をしていた
『ゾロさん…そんな顔しないでください』
私は思わずゾロさんの頬を手で触った
ｿﾞ「…っ」
ゾロさんは見開いた表情でこちらを見た
『そんな顔されると私も辛いです…』
ｿﾞ「そんな俺は顔に出てたか？」
ゾロさんは頬にあった私の手をそっと握った
でもその手は
暖かくて
心地が良かった
恥ずかしくも思ったが、
それより
この時間が永遠に続けば良いと思った───
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nico15(プロフ) - 初めまして。ゾロ夢を探していて辿り着きました。更新、楽しみにしています。〇〇サイドの場合、saidではなく、sideではないかと思います。ご確認いたならば幸いです。 (2023年1月8日 20時) (
レス) @page5 id: 45b93ffd3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2022年10月29日 7時
