#37 ページ38
俺は展望台へ行き
酒を片手に
飯も食べた
ｿﾞ「甘ぇな…」
でも、Aが握った飯だと思うと
不味いと思わなかった
むしろ、手は止まらなかった
俺は酒といっぱいに乗っていた握り飯を間食した
ｿﾞ「まさか俺がこんな感情になるなんてな」
俺はあいつのこと、女としてみているのかもしれない…
どうか勘違いであって欲しいと願っていた。
が
どうやらもうその蓋も限界が来ていたようだ。
ｿﾞ「俺のものにしてぇ…」
そんな独り言は
夜闇に消えた────
俺は部屋に戻り
一足に先に眠った
翌朝
俺はいつもより早く目が覚めた
甲板に朝日を浴びに行こうかと
向かうと
『あ、ゾロさん!!』
寝起きのAが先にいた
ｿﾞ「早いな」
『朝日を浴びたくて…』
と照れくさそうにした彼女の表情が
また愛らしいと思った
よく見ると髪の毛に寝癖があった
俺は髪を無意識に触っていた
『っ//ぞ、ろさん！？』
ｿﾞ「寝癖あんぞ…」
Aの方へ視線を向けると
この上なく顔を真っ赤にしていた
『え、嘘！？』
Aは急いで髪を手でとかした
ｿﾞ「そういや、昨日、美味かった。」
『え、あれ全部食べたの、？』
Aは目を見開きながら尋ねて来た
ｿﾞ「あぁ、」
『え、体大丈夫??』
ｿﾞ「何ともねぇよ。美味かったっつったろ」
『あ、ありがとう…』
ｿﾞ「また作ってくれよな」
俺はそう一言言い、その場を後にした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 103人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
nico15(プロフ) - 初めまして。ゾロ夢を探していて辿り着きました。更新、楽しみにしています。〇〇サイドの場合、saidではなく、sideではないかと思います。ご確認いたならば幸いです。 (2023年1月8日 20時) (
レス) @page5 id: 45b93ffd3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆき | 作成日時：2022年10月29日 7時
