8 ページ44
No side
「「「「ハァ、ハァ、ハァ……」」」」
すっかり疲れ切った全員は、なんとか壁から脱出し、床に座り込んで息を切らしていた。
コマ「もうどんでん返しやだ……」
マタロウ「ていうか、戻ってくるどんでん返しばかりだったね……;」
「うん……;」
チアキ「もしかして、本当に行き止まりの部屋なんじゃ…」
ラント「だとしたらまずいな」
疲れ果てた5人が言う。
考えを巡らせていた6人は、天井で愉快そうに不適に笑う忍者に気付くことはなかった。
……と、ジンペイが立ち上がる。
ジンペイ「なんで俺は1回もクルってしないんだ!
クルってしたい!クルってしたいから俺は諦めない!」
そう意気込むように言うと、なにを考えたのか正面の壁に向かって走り出す。
ジンペイ「横にないなら…」
壁を蹴り、その勢いで天井に向かって高くジャンプした。
ジンペイ「上だ!」
ジンペイが天井に向かって頭から突っ込んでいくと______
…なんと、その天井の一面が回転したのだ。
ラント「なっ…!?」
「うそ!?」
ラントとAが驚きの声を漏らす。
今までの苦労はなんだったんだ、と満場一致で5人は思ったが、なんとか次に進めるからよしとしよう。
,
.
ラント「…まさか天井の裏に通路が隠されていたとはな」
「ジンペイすごい!」
Aに褒められ、ジンペイは得意げに「へへっ」と笑みをこぼした。
またしばらく歩いていくと、また壁がスライドし、道が開ける。
開けた先にあったのは、浅めの池だった。
「池…?これもからくり?」
ラント「この石で向こう岸へ渡るのか?」
2人が疑問の声を漏らす。
…と、前方から聴き慣れない声が。
?「ヘイヘーイでござる!中等部のおマヌケども!」
ジンペイ「なんだ!?;」
池の向こう岸には忍者が3名立っていた。
突然現れた忍者に困惑するAたちの前方で、忍者たちが挑発してくる。
忍者1「こっち来てみろでござる!」
忍者2「おしりペンペーンでござる!」←
なんとも子供じみた煽り方だ。←
…しかし、無駄に対抗心が強いジンペイがそれに反応しないわけがない。
64人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優衣 - とっても素敵で面白い夢小説ですね❗ (2023年3月3日 19時) (レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
佐頼子 - 中等部の作品はどう調べれば出ますか?まだ見つけられてないんです(´・ω・`) (2021年8月2日 20時) (レス) id: f09601f92d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - レーニャンさん» あっ、そうなんですね!教えてくださりありがとうございます(=´∀`)明日にでも直しておきますね( ´ ▽ ` ) (2021年3月12日 22時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン - どうもです。今回は報告にきました。23話の「フェンシングで使うフルーレ剣」と表記されているものですが、あれは『レイピア』と言います。 (2021年3月12日 22時) (レス) id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - さやぽんさん» いえいえ、こちらこそありがとうございます!!私的にはストーカーしてくれても全然良いですy(((やめろ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かふぇもか | 作成日時:2021年2月23日 15時