55話「Y学園高等部って、どれだけ豪華なのーっ!」 ページ5
No side
ジンペイ「かっけぇ〜!これが【海パンマニア超変態】か〜!」←
マタロウ「【ハイパーリニア超特急】!!;」
「ふふっ、」
せわしなく動きながら目を輝かせるジンペイを見て思わずツッコミを入れるマタロウと、その横でくすくす笑うA。
_____ここは、学園の校庭から少し離れたところにある地下に存在する、【Yライナー】。
マタロウは人差し指を立てながら顔を緩ませた。
マタロウ「Yライナーは最大速度400km!
中等部のあるここ【南Y学園駅】から、高等部のある【北Y学園駅】を一気に駆け抜ける夢の列車なんだ!
ああ〜♡愛しさがとまらな〜い♡」←
Aとコマは身体をくねくねとさせるマタロウを見て思わず呆れ笑った。
少し離れたところでは、フブキが1両目と2両目の間を見て目を輝かせている。
フブキ「連結部可愛い!整備したい!!♡」
メラ「まったく理解できねぇな」
メラはそんなフブキのはしゃぎ様を見てそう口にした。
コマはそんなみんなを見回し、口を開く。
コマ「Yライナーにはしゃぐ気持ちも分かるけど、一回高等部に行ったらなかなか帰ってこられないみたいだから、忘れ物がないかチェックしておかない?」
ジンペイはその言葉に「よっしゃあ!」と蹲み込んでリュックのチャックを開けた。
ジンペイ「歯ブラシ持った!着替え!特急券!
【怪奇人間ベロンデラックスドンジャラセット】!」←
ジンペイは次々とリュックの中身を取り出していき、最後にそのボードゲームを取り出した。
完全に満喫しようとしているジンペイにコマは叱る。
コマ「遊ぶ気まんまん!旅行じゃないんだから!」
ジンペイはそう叱られつつも笑顔を浮かべている。
笑顔を浮かべたまま、横にいたAに問いかけた。
ジンペイ「Aは?何持ってきた?」
「私?私は、身だしなみを整えるものとかケアできるものとか、
あと、ぬいぐるみかな?」
大きめのリュックサックの中をガサゴソと探しながらAは笑顔を浮かべる。
マタロウ「ぬいぐるみ?」
「子どもっぽいな、って思うかもしれないけど…
昔から、何かに抱きつかないと落ち着かなくって。
だからぬいぐるみ持ってきたんだ」
64人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優衣 - とっても素敵で面白い夢小説ですね❗ (2023年3月3日 19時) (レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
佐頼子 - 中等部の作品はどう調べれば出ますか?まだ見つけられてないんです(´・ω・`) (2021年8月2日 20時) (レス) id: f09601f92d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - レーニャンさん» あっ、そうなんですね!教えてくださりありがとうございます(=´∀`)明日にでも直しておきますね( ´ ▽ ` ) (2021年3月12日 22時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン - どうもです。今回は報告にきました。23話の「フェンシングで使うフルーレ剣」と表記されているものですが、あれは『レイピア』と言います。 (2021年3月12日 22時) (レス) id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - さやぽんさん» いえいえ、こちらこそありがとうございます!!私的にはストーカーしてくれても全然良いですy(((やめろ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かふぇもか | 作成日時:2021年2月23日 15時