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No side
今度はコマジロがAの耳に
ヒソヒソと何かを囁く。
「(……えっ？そ、それって須佐野先輩傷ついちゃうんじゃ……;)」
コマジロ「クムクム！」
「……;」
Aは須佐野をチラリと見て、「……分かった、」と渋々ながら頷いた。
「………す、須佐野先輩、」
須佐野「ん？どうかしたか？」
笑顔で聞いてくる須佐野に、こんな酷なことを言っていいのか……と良心が痛むAだが、意を決して口を開いた。
「っ、そ、そろそろ離してくれないと______
嫌いになりますよっ！」
須佐野「……………………！？」
Aにそう言われた途端、ﾋﾟｯｼｬｧｧｧﾝｯ!!と稲妻が落ちたような衝撃に陥り、【嫌い】という言葉が須佐野の脳内でリフレインする。
【嫌い】______
【きらい】______
【キライ】______
.
「………え、須佐野先輩？」
Aに【嫌い】といわれたショックが大きかったことにより、ピシィッと石化した須佐野であった。←
「須佐野せんぱぁぁぁいっ！？」←
.
.
.
須佐野「______コホン。
……あそこにある高等部の本校舎、その一番上に、豪万蛇のいる生徒会室がある」
あのあと、Aに
『嫌いじゃないですからね！？むしろ大好きですから！(先輩&友達として)』
とフォローされてなんとか立ち直った須佐野は、気を取り直してそう言った。
ラント「なるほど」
「あの中に豪万蛇会長が……」
ジンペイ「おっしゃ！じゃあ行くか！」
やる気満々でそう言ったジンペイに、「そう簡単には会えないぞ」と須佐野が言い放った。
ジンペイ「えっ？」
須佐野「豪万蛇は非常に警戒心が強い男だ。
生徒会室に行くためには、【からくり回廊】を抜けるしか方法はない」
「【からくり回廊】………かぁ………」
Aが顎に手を添えてその言葉を呟く。
ジンペイはなんの悪意もない顔で言った。
ジンペイ「【からあげ回廊】！？」←
マタロウ「【からあげ】じゃなくて【からくり】！
いろんな仕掛けがある道ってことだよ！;」
マタロウはジンペイの考えを腕を振って打ち消し、人差し指を立てて訂正した。
須佐野は厳しい表情で目の前にそびえる本校舎を見上げる。
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優衣 - とっても素敵で面白い夢小説ですね❗ (2023年3月3日 19時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
佐頼子 - 中等部の作品はどう調べれば出ますか？まだ見つけられてないんです(´･ω･`) (2021年8月2日 20時) (レス) id: f09601f92d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - レーニャンさん» あっ、そうなんですね！教えてくださりありがとうございます(=´∀｀)明日にでも直しておきますね( ´ ▽ ` ) (2021年3月12日 22時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン - どうもです。今回は報告にきました。23話の「フェンシングで使うフルーレ剣」と表記されているものですが、あれは『レイピア』と言います。 (2021年3月12日 22時) (レス) id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - さやぽんさん» いえいえ、こちらこそありがとうございます！！私的にはストーカーしてくれても全然良いですy(((やめろ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2021年2月23日 15時
