9 ページ14
No side
前方から穏やかな声が聞こえた。
「？」
声に反応して目を向けた先には、たいそう綺麗な大人びた美少女が立っていた。
紫色の長い髪をリボンで緩く編み込んで後ろの方でまとめた、エメラルドグリーンの瞳の美少女。
ジンペイ「か、かわ______」
ジンペイの目がハートになりかけたとき___
はっ、とジンペイが、後ろにいるAの気配を感じとり、自我を持ち直した。
ジンペイ「(そうだ、俺には未来の婚約者が…)」←
婚約者ではないが。←
「………？」
すると、Aがジンペイのうしろからひょっこっと姿を現した。
ぱちぱち、と目をまばたかせたAを見て______美少女が、少しばかり目を見開いた。
？「…あなた、」
「ほぇ？」
美少女がAに歩み寄り、
Aの手を握って顔を見つめる。
そして、「やっぱり」と笑顔を浮かべた。
？「あなた、春風Aちゃんよね？」
「え？そ、そうですけど…」
？「ふふ、やっぱり」
いきなり目の前の美少女にぴたりと名前を当てられ、目を丸くしてきょとんとするA。
「あのっ、どこかでお会いしたことありますか？」
？「ないわ。それに、会ったのも見たのも今が初めて。
というより、私ずっとAちゃんに会ってみたかったのよ」
「え？」
？「Aちゃんはね、中等部でも爆発的な人気があるように、高等部でもAちゃんのことを知らない人はいないほど人気なの。
高等部の生徒のみのファンクラブもあるほどなんだから」ﾆｺｯ
「えぇっ！？」
美少女の口から語られる言葉に思わず驚愕するA。
美少女はAの顔を見て微笑んだ。
？「よかったら、私とお友達になってくれないかしら？」
「え、あ…///わ、私でよければっ、」
頰を赤く染めたAの頭を、「照れてるの？かわいいわね♡」と美少女は優しく撫でた。
一方、そのうしろでは、
.
ジンペイ「俺もA撫でたい…！」
コマ「撫でられてるAちゃんかわいい！♡」
マタロウ「美少女と美少女の戯れッ…///
尊いッ！///」←
2人の様子に和んでいる3人。←
そんな中、ふとAが商品棚に視線を移すと、あのおばさんのキーホルダーが目に入った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優衣 - とっても素敵で面白い夢小説ですね❗ (2023年3月3日 19時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
佐頼子 - 中等部の作品はどう調べれば出ますか？まだ見つけられてないんです(´･ω･`) (2021年8月2日 20時) (レス) id: f09601f92d (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - レーニャンさん» あっ、そうなんですね！教えてくださりありがとうございます(=´∀｀)明日にでも直しておきますね( ´ ▽ ` ) (2021年3月12日 22時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
レーニャン - どうもです。今回は報告にきました。23話の「フェンシングで使うフルーレ剣」と表記されているものですが、あれは『レイピア』と言います。 (2021年3月12日 22時) (レス) id: b30d9de8f4 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - さやぽんさん» いえいえ、こちらこそありがとうございます！！私的にはストーカーしてくれても全然良いですy(((やめろ (2021年3月3日 7時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かふぇもか | 作成日時：2021年2月23日 15時
