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3話 ページ3

き、気色悪いって……





思わずその子をじっと見つめたままでいると、今度は別の人の声が聞こえてきた。





「乙骨いねぇじゃん」





筋肉がついて身長も高い、ガタイのいい男の人。みるからに先輩みたいな。





「うるせぇ、早く菓子折り出せ!!」



『野薔薇ちゃん落ち着いて……』





いまだにぷんぷん怒っている野薔薇ちゃんがビシッ、と京都校の人たちを指差す。その隣でどーどーと宥める私。





すると。





「_____ねぇ、貴方」



『………へ?』





突然聞こえた声に前を向くと、目の前に金髪の女の子がいた。くりんとした青い瞳と私より背の低い身長。
すごく可愛い子だな、と思わず見つめてしまった時、その子にぎゅっと手を握られた。





『ひゃっ!?』



「なっ!!!!」



「貴女AAちゃん、でしょう?噂通りすっごく可愛いわね、お友達にならない?」





びっくりしすぎて目を見開いてその子を見つめると、きらきらした目で私を見上げてきた。相変わらず手はぎゅっとされたままで若干戸惑ってしまう。




……なんか、野薔薇ちゃんの方から殺気を感じる。汗





と、今度は、





「わ〜っ本物のAちゃん!!可愛い〜っ!!!♡」



「東京校の美少女…噂は本当だったのね」





水色の長い女の子が私のほっぺをつんつんしてきて、さっきの美人な女の子が頭を撫でてくる。





「こんな愛らしい子が呪術師とはね」



「高田ちゃんに引けをとらない女がこの世に存在するとは……」





目を閉じてる男の人と、さっきのガタイのいい男の人も近付いてきた。しかも何故か手を目に当てて天を仰いでる。何してるのこの人。





『え、あ、あの、』





一瞬で京都校の人達に囲まれてしまった私。それぞれが一斉に喋っているからいろんな方向から声が聞こえて頭がぐらぐらする。





すると。





「………………。」



『ひゃっ、』





突然ぐいっと後ろから腕を引かれ、ぽすりと背中に何かが当たる。かと思えば首元に両腕が回された。
後ろから抱きしめられて、その人物を確認するため見上げる、と。





「……触んないでもらえますか」



『恵!』





キッ、と京都校の人達を睨みつける恵の顔がそこにあった。

恵の睨む先、京都校の人たちに私も目を向けると、さっきの美人な人が口を開いた。





「……独占欲強そうね。そんなんだと嫌われるわよ」


「…………」ビキッ

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世夏 - 初コメ失礼します!このシリーズの夢小説好きだったので新作嬉しすぎます!!ありがとうございます!!こちらの作品見て更新待ってます! (2023年3月14日 10時) (レス) id: 9276019969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かふぇもか | 作成日時:2023年3月12日 21時

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