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______そして、なんやかんやあってAたちは東京・原宿へ。
悠仁「1年がたった4人って少なすぎねぇ?」
片手に持ったアイスをはむ、と頬張る悠仁はそう呟く。
口を動かす悠仁に、伏黒は「じゃあ」と口を開いた。
伏黒「お前、今まで呪いが見えるヤツに会ったことあるか?」
悠仁「……………………」
伏黒の言葉に、悠仁は少し考え込む。
そして数秒たつと、「ねぇな」とアイスから口を離した。
「そのくらい、呪術師っていうのはマイノリティなんだよ」
悠仁の横に同じように柵に腰掛けているAは、苺ジュースを片手に悠仁に言った。
そしてまた苺ジュースを飲み出す。
そんなAに目を向けてほわほわしていた悠仁…だったが、
途端、「あ」と声を漏らした。
悠仁「ていうかさ、五条先生俺で4人目って言ってたんだけど」
伏黒「入学するのは結構前から決まってたらしいぞ」
悠仁にそう答える伏黒。
いまだジュースをすすっていたAは口を離すと、苦笑いを浮かべた。
「……まぁ、ああいう学校だしね。
何かしらあるんだと思うよ」
悠仁「ほーん…………」
そんなとき。
五条「______お待たせー!」
「!」
聴き慣れたよく通るその声が耳に入ってきて、Aはそちらへ顔を向けた。
手を上げながらこちらまで歩いてきたのは五条。
五条はこちらへ歩いてきつつ悠仁の姿を捉えると、「制服間に合ったんだね」と足を止めた。
悠仁「おう、ピッタシ!
でも、伏黒と微妙に違ぇんだな」
大部分のところはほぼ同じ。
だが伏黒のと比べ、悠仁の制服にはパーカーが付いていた。
そのことを疑問に思った悠仁が首元のパーカーに触れつつそう呟くと、五条はにこやかに言う。
五条「制服は希望があればいろいろいじってもらえるからね」
悠仁「え?そんなん俺出してねぇけど」
皆覚えのない言葉に悠仁がきょとんとすると、五条はまたも口を開いた。
五条「そりゃそうだよ、僕がカスタムしたんだもん」
にこやかに言ってのけた五条の言葉に、「え?」と声を漏らす悠仁。
そんな様子を見ていた伏黒は呆れたような顔になり、悠仁に言った。
伏黒「気を付けろ。五条先生こういうとこあるぞ」
悠仁「ふーん……
あ!てことはさ、もしかしてAのも五条先生がカスタムしたの?」
そう言って、悠仁はAの方に目を向けた。
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亜麻 - 更新頑張ってください!応援してます! (2022年5月2日 16時) (レス) @page19 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 面白いです!っと・・・またプスメラウィッチがいる!作者さん。こいつの言うこと聞かなくてもいいですよ。どこにでもいます。呪術廻戦のコメント欄で毎回おんなじコメントしてます!私は応援してますね(・∀・) (2022年2月14日 20時) (レス) id: fef02b0b38 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - かふぇもかさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。楽しみにしています。 (2022年1月31日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - かすみさん» わわわ!嬉しすぎて感激の嵐です…!ありがとうございます、作者なりに頑張ります!! (2022年1月21日 20時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - 少しずつの更新でもとてもとても嬉しいです!!ゆっくり、主様のペースで良いので頑張ってください!! (2022年1月20日 23時) (レス) @page18 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇもか | 作成日時:2022年1月11日 7時