・ ページ11
腰に手を当てて頷く悠仁。
すると。
五条「______じゃ、10秒だ。
10秒たったら戻っておいで」
五条はなにやら準備体操のようなものをし始めた。
呑気にグッグッと肩を動かす五条に、「でも…」と悠仁が声を上げる。
五条はそんな悠仁にニッと笑ってみせた。
五条「大丈夫。僕最強だから」
口角を上げ、そう言ってのけた五条。
そんな五条を呆然と見ていた伏黒に、「恵、これ持ってて」と五条が何かを手渡した。
パシッ、と伏黒それを受け取り見下ろす。
伏黒「………………………これは?」
五条「菊水庵、“喜久福”」
グッ、と両手を組んで前に伸ばす五条はそう告げる。
店の名前と商品名だろうか。
五条「仙台名物、超美味い!
僕のおすすめは、“ずんだ生クリーム味”♡」
語尾に♡なんてつけて、ウキウキした口調の五条。
伏黒は思う。
伏黒「(この人土産買ってから来やがった…人が死にかけてる時に!!)」
五条「土産じゃないよー?
あ、でももちろんAには買ってあるよ♡」
「え?」
五条はそういうなり紙袋の中に手を突っ込むと、「はい!」とAに手渡した。
さりげなく手繋いで。
五条「Aにはとっておき、“スペシャルイチゴ生クリーム味”買ってきたからあとで一緒に食べよーね♡」
「え?あ……………え??」
はー、楽しみだなぁ♡とまたもやハートを飛ばしている五条。
その前には困惑したままのA。
もはやこの人目的を忘れてるんじゃないかと思ってしまうほどだ。
五条「……ま、てことでそれは僕とAが帰りの新幹線で食べるんだ」
伏黒に分かった?とでもいうような顔をして告げる五条。
______そんな五条の後ろに“なにか”が飛び上がったのが伏黒には見え、叫んだ。
伏黒「______後ろ!!」
655人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜麻 - 更新頑張ってください!応援してます! (2022年5月2日 16時) (レス) @page19 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 面白いです!っと・・・またプスメラウィッチがいる!作者さん。こいつの言うこと聞かなくてもいいですよ。どこにでもいます。呪術廻戦のコメント欄で毎回おんなじコメントしてます!私は応援してますね(・∀・) (2022年2月14日 20時) (レス) id: fef02b0b38 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - かふぇもかさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。楽しみにしています。 (2022年1月31日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - かすみさん» わわわ!嬉しすぎて感激の嵐です…!ありがとうございます、作者なりに頑張ります!! (2022年1月21日 20時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - 少しずつの更新でもとてもとても嬉しいです!!ゆっくり、主様のペースで良いので頑張ってください!! (2022年1月20日 23時) (レス) @page18 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かふぇもか | 作成日時:2022年1月11日 7時