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第1話 ページ2

「______おはよう」




どこか穏やかな声。
その声を耳に受けた______ある少年が、ゆっくりと目を開けた。




「……………」




少年は何も言葉を発さない。
まだぼやける視界と、軽く体を滲む痛み。

そんな感覚を感じつつも、少年はゆっくりと顔を上げ_そして。




「……………?」



「…………」





ぼやける視界の中、目の前にいた男を捉えた。

上がった白髪に、目を隠す黒いマスク。
形のいい唇は、口角が上がっていた。





「……………」




しばらくじっと見つめていたが、やがて少年は、その男からふと視線を移した。





「…………」




暗い部屋の中、オレンジ色に光る行燈。
その部屋の壁に貼り付けられた、無数の呪符の札。





そしてまた、目の前の男に視線を移すと______ちょうどそのタイミングで、男が口を開いた。





「______今の君は、“どっち”なのかな?」





いまだ頭が回らない。
その中に聞こえてきた声に、少年は呟いた。





「………あんた、確か………」



「______五条悟。

呪術高専で1年を担当してる」





白髪の男______否、五条は少年にそう言った。
その名を聞いて、少年はなおも呟く。





「______呪術……“伏黒”……“A”………」





その2つの名が口から無意識に飛び出た瞬間______
少年は目を見開いた。





「ッ先輩!!」





だが。





「_____な、!?」





カッ、と頭が冴えた少年が思わず身を乗り出すと、手首にギチ、とわずかに痛みが灯った。

思わず痛んだ先を振り返る。
見るとそこには______





「______っ、!?」





______太い縄が、少年の手首をガッチリと締め上げていた。

普通のものよりも太く長い、ところどころ呪符が張り巡らされたその縄。
少年は眉をひそめた。





「ッ、なんだよ、これ………」





少年が思わず言葉を溢すと。





五条「______人の心配してる場合じゃないよ。
“虎杖悠仁”」



「!!」





虎杖悠仁。

それは紛れもなく、その少年の名だ。





ハッ、となった悠仁が思わず前を向く。
そんな悠仁を見つめ…五条は言い放った。





五条「君の______




秘匿死刑が決定した」

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亜麻 - 更新頑張ってください!応援してます! (2022年5月2日 16時) (レス) @page19 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
- 面白いです!っと・・・またプスメラウィッチがいる!作者さん。こいつの言うこと聞かなくてもいいですよ。どこにでもいます。呪術廻戦のコメント欄で毎回おんなじコメントしてます!私は応援してますね(・∀・) (2022年2月14日 20時) (レス) id: fef02b0b38 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - かふぇもかさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。楽しみにしています。 (2022年1月31日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - かすみさん» わわわ!嬉しすぎて感激の嵐です…!ありがとうございます、作者なりに頑張ります!! (2022年1月21日 20時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - 少しずつの更新でもとてもとても嬉しいです!!ゆっくり、主様のペースで良いので頑張ってください!! (2022年1月20日 23時) (レス) @page18 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かふぇもか | 作成日時:2022年1月11日 7時

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