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目を見開きながら言うAに、「そうなるな」と伏黒は苦い顔をする。
そして、すぐに悠仁に詰め寄った。
伏黒「っ、おい!
中身は!?」
悠仁「だから、先輩が持って______」
うんざりしたような顔で声を張った悠仁…だったが、
ふと口を止めた。
「え、なに…?」
Aがおそるおそる悠仁に声をかける。
そんな悠仁は、「そういや」と口を開いた。
______そして。
悠仁「______先輩が学校で、あの札剥がすって言ってた」
悠仁がそう言った、その瞬間。
「「…………!!!」」
2人の顔から、一気に血の気が引いた。
思わず後ずさる伏黒と、口を覆って固まるA。
そんな2人の様子に、悠仁は頭の後ろに手を置きつつきょとんとした。
悠仁「えっ……なんかやばい?」
状況を理解できていない悠仁が、ふたりにそう問いかける。
Aは言葉を発さない。
だが代わりに、伏黒が言った。
伏黒「……ヤバイなんてもんじゃない。そいつ______」
思わず固まる悠仁へ、伏黒は声に力を強めて。
そして、言い放つ。
伏黒「そいつ____________
______________死ぬぞ」
__________________
____________
______
______暗がりが広がる夜の住宅街。
そんな中を、無我夢中で走り抜ける三つの人影があった。
それは______
「______っ、虎杖くん!!次は!?」
悠仁「右!!」
Aたちだった。
学校への道順を悠仁に聞きながら、悠仁の腕を引っ張るA。
伏黒もその横で素早く足を動かしていた。
出てきた曲がり角を右に曲がり、走り抜け______
______ようとした、のだが。
______ドンッ!!
悠仁「だっ、!?」
「……!!?」
突如、大きな音が地を鳴らした。
轟く音がAたちを襲う。
だが、その目の前には。
【______あァあ゛あ゛アア゛??】
大小様々な目がたくさんついた体。鋭い牙をむく口のようなところから出ている長い舌。
Aたちより大きさも太さも重さも、はるか上回るそれは______
「…………呪霊…!!」
呪霊だった。
伏黒「______ッ、よりによって…!!」
伏黒が舌打ちをし、呪霊を見上げる。
これでは学校へ行けない。
この呪霊はおそらく2級ほど。
倒すことは可能だが、足止めを食らう時間は長くなる。
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亜麻 - 更新頑張ってください!応援してます! (2022年5月2日 16時) (レス) @page19 id: 3ecc151c1c (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 面白いです!っと・・・またプスメラウィッチがいる!作者さん。こいつの言うこと聞かなくてもいいですよ。どこにでもいます。呪術廻戦のコメント欄で毎回おんなじコメントしてます!私は応援してますね(・∀・) (2022年2月14日 20時) (レス) id: fef02b0b38 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - かふぇもかさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。楽しみにしています。 (2022年1月31日 10時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - かすみさん» わわわ!嬉しすぎて感激の嵐です…!ありがとうございます、作者なりに頑張ります!! (2022年1月21日 20時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - 少しずつの更新でもとてもとても嬉しいです!!ゆっくり、主様のペースで良いので頑張ってください!! (2022年1月20日 23時) (レス) @page18 id: e53abe021c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かふぇもか | 作成日時:2022年1月11日 7時