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「！……Aさん、これは一体…！？」
『分かんないんです……！
あれからみんなぐったりしてて、そしたら急に倒れちゃって、っ熱も、酷くて……！！』
パニックになりながら必死に状況を伝えようとしても、上手く言葉が出てこない。
喉が締め付けられるような感覚に陥って、また視界が揺れる。今度は雫となって、頰に落ちていったのがはっきりと分かった。
「…………っ、」
烏間はくっ、と歯を食いしばる。
だがすぐにAの頭へ手を伸ばすと、「分かった」と声をかけた。
「ひとまず君は、彼らの近くに居てやってくれ。
…彼らはそれだけでも安心できるだろうから」
『…………っ、』
そう言うと、烏間は安心させるように微笑む。
その優しい微笑みに、さらに涙が出そうになったAだったが…
なんとか食いしばって、「はい」と返事をした。
「頼んだぞ。
_____そこの君！」
烏間はもう一度笑いかけてから、近くに居た女性定員に声をかけに行った。
近くにある病院を聞きに行ったらしい。
Aはそれを見届けてから、もう一度前原の元に向かった。
『……っ、陽人っ、！』
「ん、？……おう、Aか」
すぐに駆け寄ってそっと抱き起こすと、少しだけ目を開けた前原が苦しそうにしながらも微笑んだ。
だがすぐにはぁ、はぁ、と荒く息遣いをし始める。
『……っごめん、ごめんね…
私、なんも出来てない……』
ぽろぽろ、と涙を溢すA。
そんなAに前原はそっと手を伸ばすと、親指でそれを拭ってやった。
「……そんな顔すんなって。
可愛い顔が台無しだろ、」
苦しそうにしながらもそう微笑んだ。
……すると、その後
「……A、杉野のとこ行ってやってくれ。
多分俺より苦しいだろうから、」
『…………！』
杉野がいる方を向いて、そう言った。
自分だって辛いはずなのに、この後に及んで他人の心配とか。
…普段チャラいのに、こういう優しいところがあるから彼はモテるのだろう。
『………うん、分かった。
安静にしててね、』
「おうよ」
ぐっ、と親指を立てたのを確認してから、前原の言う通り杉野の元に向かった。
椅子から倒れて崩れ落ちていた杉野。
「ッかはっ、げほっ、げほっ……」
『友人！』
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かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» 変態と純粋がたくさんですね😺 (2023年4月8日 17時) (
レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - 男子達…純情……(一部、違う人もいるが) (2023年4月7日 20時) (レス) @page49 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - かふぇもかさん» 分かりました！なんか、戦闘シーンとかってどう書けばいいか分からないし困りますよね…これからも頑張ってください!! (2023年4月7日 7時) (レス) id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» その点については、本当に申し訳ないのですが多分そのお話は書かないと思います…私自身面倒なところは早く飛ばしたい、と思ってしまいまして…。読者の方々にはまたご迷惑をおかけします🙇🏻♀️ (2023年4月6日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - あぁぁ…もうちょっとで苦手な鷹岡が出てくるよ…… (2023年4月6日 19時) (レス) @page36 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2023年4月2日 19時
