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木村、A、岡野の順番で呆れたように呟いている。
すると今度は、殺せんせーの後ろにいた磯貝が口を開いた。
「じゃー殺せんせー、メシの後で暗殺なんで」
ホテルの方を親指で指しながらそう言うと、殺せんせーは「はい」と浮かれた声で触手を動かした。
「それでは船上レストランに行きましょうか」
『えぇ…………』
そうして、デッキチェアから立ち上がって船の方に向かい始めた。
殺されるかもしれないのにあんなにうきうきで、思わずAが拍子抜けしてしまう。
「どんだけ満喫してんだあのタコ」
「こちとら楽しむフリして準備すんの大変だったのによぉ」
殺せんせーの背中を見ながら吉田と寺坂が言った。
「……ま、今日殺せりゃあ明日は何も考えずに楽しめんじゃん」
「今回くらい気合い入れてやるとすっか」
せっかく沖縄に来たと言うのに、遊べないだなんて勿体無い。
改めて夜の暗殺に気合を入れ始めた吉田達の言葉を聞いて、Aも頑張ろうと心を切り替える。
………だが。
『……………。』
“今日殺せれば”。
そんな吉田の言葉を聞いた時、ほんのわずかに胸が痛んだのがわかった。
『……………？』
その胸の痛みに眉を顰めつつも、その正体がわかることはなかった。
__________
「夕食は、この貸切船上レストランで夜の海を堪能しながらゆっくり食べましょう」
夕陽に照らされながら海を進むひとつの船。
その中では、予定通りE組が貸切ディナーを嗜むこととなっていた。
グラスを乗せたお盆を片手に磯貝がそう言うと、「なるほど」と殺せんせーが感心したように言う。
「まずはたっぷりと船で酔わせて戦力を削ごうというわけですか」
「当然です。
これも暗殺の基本のひとつですから」
「実に正しい」
自分たちの思惑を述べた殺せんせーに磯貝がそう返すと、殺せんせーはきらりと目を光らせる。
「_____ですが、そううまくいくでしょうか」
磯貝の持っていたお盆からグラスを取り、揺らしながら続けた。
おそらく余裕そうな笑みでも浮かべているのだろうが…
……なんというか、
「暗殺を前に気合の乗った先生にとって、船酔いなどに恐るるにたら」
「「「だから黒いよ！！！！！」」」
正直真っ黒すぎて、何も頭に入ってこない。
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かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» 変態と純粋がたくさんですね😺 (2023年4月8日 17時) (
レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - 男子達…純情……(一部、違う人もいるが) (2023年4月7日 20時) (レス) @page49 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - かふぇもかさん» 分かりました！なんか、戦闘シーンとかってどう書けばいいか分からないし困りますよね…これからも頑張ってください!! (2023年4月7日 7時) (レス) id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» その点については、本当に申し訳ないのですが多分そのお話は書かないと思います…私自身面倒なところは早く飛ばしたい、と思ってしまいまして…。読者の方々にはまたご迷惑をおかけします🙇🏻♀️ (2023年4月6日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - あぁぁ…もうちょっとで苦手な鷹岡が出てくるよ…… (2023年4月6日 19時) (レス) @page36 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2023年4月2日 19時
