6:期末テストの時間 ページ21
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「_____さて、皆さん」
2日間にわたる期末テストが幕を下ろし、その翌日。
大きな封筒を何枚か持った殺せんせーが教壇に立ち、真剣な面持ちになった。
「全教科の採点が届きました」
「「「「……！！」」」」
殺せんせーの言葉に、一気にクラス全員に緊張感が走った。
静まり返った教室。ぴりぴりしだした教室の中には、息を飲んで次の言葉を待つ者、手を握る者、ペンを握っている者。それぞれが存在していた。
「では、発表します」
そんな最中、殺せんせーは厳重に保管された封筒の紐をくるくるとほどいた。
封筒の口が開き、その中から出てくる解答用紙の数々。
「まずは英語から。
E組の2位_____そして、
学年でも2位」
「「「「「！！！」」」」」
それを聞いた言葉に、全員の目が見開かれる。
そして。
「_____中村莉桜！！！」
「「「「おおおおっ！！！」」」」
殺せんせーが顔を二重丸に染め上げ、莉桜の名を呼んだ。
全員の目が一気に莉桜に注目し、莉桜はしてやったりという顔でパタパタ顔を仰ぐ。
「どーよ」
ドヤ顔な莉桜の点数はというと、98点。
ちなみにA組の瀬尾は95点で4位、浅野は97点で3位だ。
「素晴らしいです、中村さん。
君のやる気は群っ気には少々心配でしたが」
そう言いながら解答用紙を手渡した殺せんせーにふふん、と笑う莉桜。
「なんせ賞金100億かかってっから。
触手一本忘れないでよ、殺せんせー？」
「もちろんです」
にこーっと笑った殺せんせーは、今度はシュババッと全員に解答を返した。
そして渚を見やって口を開く。
「渚くんも健闘ですが、肝心な所でスペルミスを犯す癖が直ってませんね」
「………;」
そんな渚の点数は91点。学年では6位だった。
「そして、Aさん。
お見事です、見事に学年1位！！文句なしの100点満点です！！」
「「「「おおっ！！」」」」」
『えへへ………』
最後にAに渡すと、殺せんせーは大きな二重丸を作る。
全員の目にさらされたAは、点数を見つめながらも嬉しそうにはにかんだ。
文句なしの100点満点。浅野たちを抑えて、いつも通り1位に君臨した。
「やっぱりすげーなA！！」
「相変わらずAには敵わないわ〜」
隣から前原に笑顔で褒められ、莉桜には眉を下げた笑みで見つめられる。
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かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» 変態と純粋がたくさんですね😺 (2023年4月8日 17時) (
レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - 男子達…純情……(一部、違う人もいるが) (2023年4月7日 20時) (レス) @page49 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - かふぇもかさん» 分かりました！なんか、戦闘シーンとかってどう書けばいいか分からないし困りますよね…これからも頑張ってください!! (2023年4月7日 7時) (レス) id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇもか(プロフ) - 猫もんさん» その点については、本当に申し訳ないのですが多分そのお話は書かないと思います…私自身面倒なところは早く飛ばしたい、と思ってしまいまして…。読者の方々にはまたご迷惑をおかけします🙇🏻♀️ (2023年4月6日 21時) (レス) id: 586d3de0ac (このIDを非表示/違反報告)
猫もん - あぁぁ…もうちょっとで苦手な鷹岡が出てくるよ…… (2023年4月6日 19時) (レス) @page36 id: 28e7d0c472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かふぇもか | 作成日時：2023年4月2日 19時
